| 2004年01月18日(日) |
ジプシー・ミュージックの宵 |
今夜、今池のライブ・スペース「源」で「しげとくま」(ジプシー・ミュージックのユニット)の演奏を聴く。「源」はライブハウスというより「普通のおうち」(実際に「普通のおうち」)で、ライブもどことなくホームパーティーのような雰囲気があった。ステージと客席との距離は他のライブハウスではありえない近さで、とてもぜいたくな空間だ。しげ(ギター)とくま(バイオリン)の演奏は心浮き立つような調べで、思わず口元が緩んでしまった。 バイオリン、あんなふうに弾けたらいいよな。俺も、ギターがもうちょっとうまかったらな〜。ライブに行く度にそんなふうに思ったりする。俺自身は、音楽の趣味も多岐にわたり、あちこちに首を突っ込むものだから、どうも何かひとつのことを極めるってことがないみたいな気がする。でも、何事においても俺は「一流」を目指そうとは思わなくなった。あえて言うなら「超二流主義」とでも言おうか、自分は自分で<個>をしっかり持って存在したいという願いはある。 思えば、名もなき民衆のなかから生まれた音楽(ジプシー・ミュージックもそうだ)が琴線に触れることもあれば、「詠み人知らず」の詩歌に深い感動を味わうことだってあるんだよね。俺、ジャンルにはこだわらないけど、その音楽が生きている(あるいは、生きていた)人間の息づかい(魂=ソウル、と言い換えてもよい)を感じさせるかどうかにはこだわるんだ。世に言うソウル・ミュージックが必ずしもソウルフルとは限らない。俺は、いつしか「俺にとってのソウル・ミュージック」を自分の心のうちでリストアップするようになった。「俺にとってのソウル・ミュージック」はどことなく詩的だったり、あるいは劇的だったりする。
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