| 2003年02月15日(土) |
ワクワク、ドキドキしたい |
スーパー一座の原座長からお誘いを受けて、数名の方々と可児市創造文化センター(もしや「和泉元弥ダブルブッキング事件」の現場のひとつではないか?)に地歌舞伎公演のリハーサルを見に行ってきた。 歌舞伎と言えば、御園座などで上演されるものを想像する向きが多いと思うが、日本各地に「地歌舞伎」(素人が仕事の合間を縫って稽古し上演する、各地域独自の歌舞伎)なるものが伝承されている(その数300とも言われる)。プロの歌舞伎役者が演ずるのとはまた違った味があって、なかなか面白いものがある。とはいえ、芝居の質はピンからキリまであり、実ははずれも多かったりする。 今回の可児の地歌舞伎に関して言えば、個々人の力量の差が随所に見てとれた。 その差とは、「観客の立場から見ていて気持ちいいか否か」という一点に尽きる。例えば、「役者の動きがなめらか」で「止まるべきところでピタッと止まり」「キメるべきところでしっかりキメる」といったことがなされていると、気持ちよく観られる。これは何も伝統芸能に限らず、現代演劇でも同様であろう。
実は、数年前に長野県に「大鹿歌舞伎」なる地歌舞伎を観に行ったことがあるのだが、これはなかなか面白かった。地域の神社で上演されたのだが、お祭り的な色彩が濃く、村全体でそれを支えようという意識も強く感じられた。知り合いが舞台に出ているということもあってか、観客の掛け声も御園座あたりでは決して聞かれない類のものばかりだった(「よっちゃん、がんばれ」「熊谷、よくやった」等)。それに応えて役者の方も熱演していた。舞台と観客の一体感も楽しい体験であった。
ワクワク、ドキドキするような芝居に今年まだ出会っていない気がする・・・。
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