今日は、愛知県知事選挙の投票日。朝早くに俺は投票を済ませた。俺は、間違っても与野党相乗り候補になんぞ投票しない。政治的には無党派、宗教的にも特に教団に属していない(親鸞の思想にはシンパシーを覚えるが)。組織に魂まで売り渡してはいけない。<個>というものをしっかり持たなくてはいけない。社会が変わるとは、つまるところ個人々々が変わることに他ならないだろう。
午後からは今池・シネマテークで映画を観た。ひきこもりの兄と家族の関係をとらえたドキュメンタリー映画『home』、女性として生まれながら男として生きることを選んだロバート・イーズが末期ガンに侵され亡くなるまでの1年を追ったドキュメンタリー映画『ロバート・イーズ』の2本だ。 前者については、作品的に未熟と思われる点は多々あった。しかしながら、監督自らが当事者でもありうる「家族の問題」をカメラに収めようとする行為のうちに、監督自身の決意を感じ取ることができた。ともすると客観性を失いがちな自らの家族の問題について、時に冷徹に、時に当事者として真摯に向き合おうとする姿勢は見てとれた。 後者については、よくできた作品として観ることができた。「性同一性障害」「トランスジェンダー」の映画などと簡単に説明してしまうことが憚れる。それは一面ではあるが、ほんの一部でしかないように思えるからだ。トランスジェンダーの人間がその人らしく生きようとして起きる様々な出来事が、登場する人々によって語られる。 2作品とも、いわゆる「社会問題」として語られるようなテーマを含んではいるが、単に「問題」を取り上げただけの作品ではない。いずれもが、そこに「生身の人間」を映し出している。社会や自分自身と真摯に向き合い、苦悩する姿を、真正面から映し出している。
それにしても、人間てやつはホント不思議だ・・・。
|