夏撃波[暗黒武闘戦線・歌劇派]の独白

2003年02月01日(土) 理髪店にて

 ゆうべ酒を少しばかり飲み過ぎたせいか、体がだるい。
 前から髪を切りたいと思ってなかなか行けなかったのだが、今日こそはと思い、行きつけの(と言っても、2〜3ヶ月に1度しか行かないが)理髪店に行った。たまにしか行かないのに、「いつもの感じに切ればいい?」なんて聞いてきた。「ええ」と答えて、椅子に深々と腰掛ける。20〜30分の間、私はそこに黙って座っているだけでいいのだ。他人様に髪を切ってもらったり、洗髪や顔剃りまでやってもらうのは、まるでマッサージでも受けているかのように気持ちいいものだ。顔を剃る段階で背もたれが倒されると、思わず睡魔に襲われた。しばし時間を忘れ、心地いい時を過ごした。

 私の実家の隣が理髪店で、昔はよく行ったものだ。そこには、2つ年上のお兄さんがいて、よく一緒に遊んだものだった。小学生の頃、私は「いじめられっ子」だったのだが(現在社会問題化しているものほど陰湿ではなかったが)、彼にはよく助けられた。私がいじめられると、彼は我がことのように悔しがった。そんな人が身近にいたことが、私には何より救いであった。彼は今銀行員として働いているが、理髪店は彼のお兄さんが継いでいる。

 それにしても、私ももうすぐ40歳に手が届きそうなところまできた。子供の頃、私は若くして死んでしまうに違いないと信じて疑わなかった。大病こそ患ったことはなかったが、虚弱体質だったからね。
 よくぞここまで生きてこられたものだと思う。決して自分ひとりの力で生きてきたなどとは思っていない。これからも命の続く限りは生き続けるぞ。人生を全うすることこそが、自分の務めだと信じる。ただ生きながらえるというだけではない。生きている手応えを感じながら生き続けたい。これからひと花もふた花も咲かせなければならないのだから。


 < 過去  INDEX  未来 >


夏撃波 [MAIL]