今晩テレビで「ニュース23」を見ていたら、画面に大学時代のクラスメートが映っていた。彼は、今ソウルで特派員として生活しているようだ。
それにしても、このところの「イラク報道」を見ていると、ブッシュ(アメリカ大統領)はどうしてもイラク攻撃をしたいらしい。十余年前の「湾岸戦争」では、あれでもまだ「イラクのクウェート侵攻」という事実があったから「戦争の大義」らしきものはあった(しかし、戦争の犠牲も大きかった)。今回の場合、大義などどこにもない。無理矢理にでも言いがかりをつけて「アメリカのいいなりにならないヤツは潰してしまえ」というだけのことだ。でも、ちょっと賢明な人なら、「戦争」という手段が問題の解決になるどころか、もっと問題を複雑化させるということに気づくはずである。それは、アメリカにとっても益なきことである。 戦争になって犠牲になるのは、たいてい多くの罪なき人々だ。そうした人々の間にアメリカは今、憎悪の種をまき散らそうとしているのだ。憎悪が再び報復テロとなってアメリカ社会をさらなる恐怖に陥れる危険性をも孕んでいる。アメリカは、9・11から何も学ばなかったのだろうか。 そもそも、9・11は何故起きたのか。私はテロリズムを肯定するつもりはないし、犠牲になった方々のことを気の毒に思う気持ちもある。だが、一方で9・11は起きるべくして起きたのだと考えている。アメリカ国家に対する反発があのような形で現れたことに違いはないのだから。戦争という手段をとることは、アメリカへの反発をさらに強めるだけのことに他ならない。アメリカにとっても、決して得策とは言えない。「戦争による解決」を主張する人々の頭には、実のところ「問題解決」などという考えはなく、物欲や権力欲といったものしかないようにも思えてくる。 アメリカの悪口をさんざん言ってきたが、そのアメリカよりももっとカッコ悪いのが日本だ。アメリカの従属物に成り下がっているのは、あまりに情けない(沖縄の基地問題ひとつとってみても、何も解決していない)。そのくせ、自分より弱い者には尊大な態度をとる。そんな最低な人間にだけはなりたくないと思っている私だが、日本という国家の今の姿はどう見ても最低だ。 でも、私はこれからもこの国で生きていく。決して絶望してはいられないのだ。微かであっても希望を持ちながら、力強く生きていかなければ。
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