夏撃波[暗黒武闘戦線・歌劇派]の独白

2002年12月18日(水) サティスファクション

 バンド結成40周年の世界最強ロック・グループが来年3月に来日する。その名は、ローリング・ストーンズ。老いてますます意気盛ん、齢60を過ぎてなお転がり続ける彼らである。
 途中ブランクがあったとはいえ、40年というのは大したものだ。その間には、多くのロック・ミュージシャンが惜しまれながらこの世を去った。ジミ・ヘンドリックス、ジャニス・ジョプリン、ジム・モリソン、そしてジョン・レノン、彼らは死んで伝説の人となった。一方、ミック・ジャガーも、キース・リチャーズも、生きながらえて、永遠の不良少年であり続けた。
 ストーンズのサウンドをぜひ生で聴いてみたい。俺は、特にキースのギターが好きなんだな。よし、電話予約するぞ。
 とか言ってる俺も、昔は(中学・高校時代)ストーンズに代表されるロック・ミュージックを毛嫌いしていた。「あんな不良の音楽に近づいてはいけない」と頑なに信じていた。なぜかビートルズやプレスリーは許容範囲だったけどね。洋楽では、サイモン&ガーファンクルとか、ビリー・ジョエルとかを聴いていたっけ。それによくわかりもしないのにちょっと背伸びしてモダン・ジャズなんかを聴いてもいた。でも、どちらかと言うと邦楽のほうを聴いていて(と言っても、まだ純邦楽には目覚めていなかった)、フォーク・ニューミュージックが好きだった。
 そんな俺も大学に入ると、周りがロックの話で盛り上がっているのについていけず、さみしい思いをしたことが何度かあった。で、とりあえず片っ端からロックを聴き始めたのだが、「ミイラ捕りがミイラになってしまった」わけで、当然ながらストーンズ・サウンドにもはまってしまった。
 
 前の職場の同僚にストーンズ・フリークがいて、仕事上では恩義ある方(俺より10歳くらい上)なのだが、共通の趣味である音楽の話になると何時間でも話し続けた。そこでは年の差なんて関係なく、お互い少年少女に若返った気分で語らったものだ。今夜も彼女に電話してみると、ストーンズの話題に終始した。やはり同好の士とはよいものだ。彼女は最近アコースティック・ギターを始めたらしい。俺もそろそろ新しい楽器に挑戦してみようかな。なんせ俺の身近には三味線も三線もウクレレもあるのだから。
 遊ぶことに関してはまったくもって余念がないが、やはり遊びたいその欲求が俺の元気の素になっているに違いない。
 


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夏撃波 [MAIL]