| 2002年09月18日(水) |
ポジティブな宿命論者 |
もう一度人生をやり直すとしても私は何ひとつ変更しようとは思わない。い つのまにか私は宿命を信じるようになってしまったかのようなのだ。
ロバート・マーフィー『ボディ・サイレント』のなかの一節である。人生の中途で身体麻痺を負ってしまった彼だが、自らの辿ってきた道を振り返りながら、変更したいことは何ひとつないと言う。自らの宿命を積極的にとらえようとするその態度に、私は深い共感を覚える。そして、私もそのようにポジティブな宿命論者であり続けたいものだと思っている。
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