6月30日、pH-7旧アトリエを完全に引き払う。新アトリエの片付けはこれからだけど、これがまたまた大変そうだ。とりあえず7月のはじめはオフ。 オフということでホッとしたかと思えば、職場の仕事のほうはいろいろとあって・・・。まず、日常的な業務に加えて、職場の行事(福祉施設の夏祭)準備もある。日々の業務も年々忙しくなる一方。だからと言って給料は上がらないけどね。 職場の仕事は、「自己実現」という部分がないわけじゃないけど、「生活の糧を得るため」という部分がだいぶ大きいかな。時には、気が進まないことだってある。でも、「雇われの身」というものはおおよそそのようなものだろう。だからって経営する側が楽とも思えない。いずれにしても「生活の糧」を得るのは楽じゃないよね。 あくせく働く日々のなかで、果たしてこのままでいいのかと思い悩むこともある。「辞めたいけど、辞めたら生活できないよな」なんてこと、多くの人が時々は考えることだろう。でも、だからこそ、仕事を離れ、個人の時間を持つ時に、大きな喜びを感ずることができる。酒が旨く感じられ、美しい音楽に疲れを忘れることもでき、虚構の世界に酔いしれることもできるのだ。 職場の仕事は、生活していくためになくてはならない。けれども、それだけでは、私の生活は豊かにならない。例えば、結婚して家族のために働く、という生き方もある。私は、必ずしもそれを拒否しているわけではない。でも、だからと言って、「マイホーム」だけを大事にする生き方は選択しないだろうと思う。 わがままに生きたい。<わがまま>と「自分本位」「自己中心的態度」とははっきり区別したい。<わがまま>とは、様々な人々が生きるこの社会の荒波にもまれながらも、自分を見失うことなく、自分らしく生きる、という意味である。 そのなかで私は、<反・差別><共生>を追求し、<表現>というものにこだわり続けていきたい、と思う。
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