| 2002年06月26日(水) |
30代ひとり身の特権 |
今日は午後お休みをもらって、申請してあったパスポートを取りに行った。この夏、ロシアへのツアー(モスクワ、サンクトペテルブルグを中心にまわる)に参加する予定。個人旅行のほうが旅としては面白いだろうけど、いろいろと手間を考えて今回は安易にパッケージ・ツアーを利用することにした。 という話を元同僚にしたら、なんと「わっぱの会」(私が以前勤めていた「障害者運動団体」)は今年度コース別に海外旅行(アジアコース、オセアニアコース、北欧コース、イタリアコースなどがあって、それぞれ現地の人達とも交流を持つ)だそうな。仕事の一環として行くから普通の観光旅行とは違う(様々なアクシデントは予想され、神経は遣う)けど、逆に言えば、個人の休暇を使わずに、仕事として認められて、盆、暮れなどの混んだ時期ではない時に行けるというわけだ。ちょっぴり(だいぶ?)ジェラシーを感ずる。まあ、辞めたことを後悔はしないけどね。
その同僚とは違う別の同僚に、今日、思わぬ所で出会ってしまった。夕方、私はクラブ・クアトロにディアマンテス(沖縄を拠点とする、日系人・日本人混成の「オキナワ・ラティーナ」バンド。甘く情熱的なアルベルト城間のボーカルがラテンのリズムに乗って、熱いながらも爽やかさを感じさせてくれる)のライブに出掛けたわけだが、会場の最前列に陣取っている人々のなかに彼女を見つけた。 実はその彼女も仕事の合間に芝居をやっている。彼女の所属する劇団は「ちむどんどん」といって、<沖縄>(簡単に言ってしまえば「基地問題」かな)をテーマとするオリジナル作品を演ずる名古屋の劇団だ。役者がそんなにうまいわけじゃないし、台本だって一流の作家が書いたものではない。でも、観ていて退屈することはないし、あとには一種の清涼感が残る(これまで3つの作品を観ている。上演時間はたぶん休憩をはさんで2時間程度だったと思う)。おそらく、テーマの設定と、そのテーマに取り組む志の高さとが、彼らの強みではないかと思う。公演のペースは1〜2年に1回程度だが、機会があれば一度観てほしい。
芝居から離れても、仕事に遊びにボランティアに、と多忙な日々を送っている。部屋の掃除は碌々できず、というか、家にあまりいないよな。20代の頃は逆に外にあまり出なかったのに(休みの日などは、疲れ果てて家で寝ていることが多かった)。自由になるお金もある程度あって、家族を気にすることもない。30代独身の特権てやつさ。今は、30代の「青春」の日々を謳歌している。
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