| 2002年06月14日(金) |
「少林サッカー」そして無敵のインド映画について |
サッカー日本代表がワールドカップ決勝トーナメント進出を決めたこの日、俺は名駅の映画館で「少林サッカー」という香港映画を観た。少林拳とサッカーが融合した奇想天外なアクション・コメディーだ。突拍子もないストーリー展開、ばかばかしくて結構笑えた。 でも、荒唐無稽なストーリー展開、圧倒的な面白さという点において、インドのマサラ・ムービーに勝る映画を俺は知らない。深刻な場面のはずが、いきなり音楽が流れて踊り出したりして(おいおい、踊ってる場合じゃねえだろ)。ストーリー展開も結構強引だったりしてそんなのもアリかよって、思わずハッとさせられる。特に、スーパースター・ラジニカント主演の映画は必見だ(「ムトゥ 踊るマハラジャ」は腹がねじれそうなくらいに面白かった)。 ついでに名古屋を舞台にしたインド映画も紹介しておこう。タイトルは「ボンベイtoナゴヤ」。この映画には「スーパー一座」の役者も数人出演している(俺も映画に出演してみてえよな)。 それから、インドに行く機会があったら、ぜひ映画館に行ってみてほしい。日本語字幕も吹き替えも当然ない。でも、心配無用。全編ヒンディー語であっても、おおよそのストーリーは十分理解できる。映画そのものの面白さもさることながら、観客の反応がこれまた面白い。映画のなかでミュージカル・シーンが始まると踊り出す客、スクリーンの向こう側の役者に熱いエールを送ってる客もいる。ラブシーン(といってもいろいろと規制があって「ハードなからみ」はない)が始まると、あちこちでどよめきが起こる。そうした客の反応を見てるだけでも楽しい。 豆知識をもうひとつ。インドのヒット曲の多くは、映画のテーマソングだそうだ。カルカッタの露店で俺もミュージック・テープを3本購入してみた。ひとつは当時流行していた映画のテーマ・挿入歌などの入ったもの、それから「インドのマドンナ」として売り出し中だったアリーシャの「ベービードール」というもの、それにドアーズのベスト(海賊版だと思うけど)。 インドについては、いずれまた面白い話をしよう。今日はひとまずこれにて。
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