それは、27日昼の公演、オープニングから1場への転換中(暗転での)に起こった。舞台内の柱に激突。顔面を強打し、目のすぐ下を切って出血の惨事。暗転明けに所定の場所に着いたものの、痛いのと流血とで気が気でなかった。でも、1場を何とかしのいで、2場への転換中に客席奥に去る。鏡に映る自分の顔は痛々しかった。血はにじんではきていたが、何とか止まりかけてもいた。起きてしまったものは仕方がない。これもプラスに考えることにした。幸いというべきか、今回の私の役柄はチンピラ。傷痕が特殊メークに見えなくもない。凄みを増したであろう顔で3場に突入、最後までとにかく突っ走った。 27日夜公演の出来は、自分ではそれまでの8回のなかでのベスト・プレーだと感じた。とにかく気持ちよかった。このまま千秋楽に突入だ。けがには十分注意を払いながら、明日もまた熱い芝居を見せてやるぜ。今公演をまだ観てない人は絶対に見逃さないように。それじゃ、劇場で待ってるぜ。
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