映画鑑賞日記
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アメリ 2002年08月11日(日)

STORY
空想力豊かな女の子アメリ・プーラン。彼女の好きなことの一つは、回りの人たちの人生を今よりちょっとだけ幸せにする小さな悪戯をしかけること。子供のころの宝箱や40年かかって届いた亡き夫からの手紙を受け取った隣人たちの幸せの涙をこっそり覗いては満足している。そんな彼女の恋の物語…彼女に必要なのはちょっとした勇気…

感想
 世間で、絶賛されてる作品「アメリ」をついに鑑賞!ヨーロッパ、特に仏の映画は心理描写や、人間の内面を描く作品が多くて、ちょっと好き嫌いが分かれるところかもしれませんね。アメリカ生まれの映画が多い中、すべてがアメリカンに染まっているような映画の世界で、この作品がもたらしたアメリカナイズされてないこのタッチはすばらしかった。
 人間の内面をストレートに描くって難しいと思う。でも、アメリは、ほんとに、素直な人間の感情が表現されていた。ちょっとした日常のなかで、好きなこと、嫌いなこと、その一つ一つに対して、僕達は深く考えてる暇がないのかもしれない。アメリは、どんなことでも空想の世界に自分を連れて行く。

どんなものにもストーリーはある。
アメリはそのストーリーを頭に描く。
そして、その一つ一つを楽しむ。

自分は忘れてる感覚だったな。と正直思う。
日常のちょっとした出来事がアメリの目を通すとたちまち違ったふうに見えてくる。アメリ想像力は、ポジティブだし、まわりを楽しく、明るくさせる。

異色なタッチの作品だったけど、自然と納得できる、共感できる作品だった。「ブリジットジョーンズの日記」が女性をリアリズム的に描いた作品とするならば、その正反対とも言える作品だと思う。
アメリの感情は、アメリの言葉となっては出てこないけど、様々な出来事、雰囲気がそれを物語る。そんな感じの作品だった。

難しいことはいわないけれど、「アメリの世界」ぜひ、機会があれば堪能してみてほしい。

総評 ★★★★★(好き嫌い分かれるかもしれない…)
内容 ★★★★★(一人の女性の素直な内面を描いた作品だよ〜)
音楽 ★★★★☆(結構耳に残る、素朴な感じのいい曲)
映像 ★★★★★(アメリの表情、感情が上手く伝わってくる感じ。特殊効果、カメラアングルもGOOD!)

上映時間:121分
製作年:2001年
製作国:仏
監督:ジャン=ピエール・ジュネ
脚本:ジャン=ピエール・ジュネ、ギョーム・ロ-ラン
製作:クローディー・オサール
音楽:ヤン・ティルセン
出演:オドレイ・トトゥ/マチュー・カソヴィッツ/ヨランド・モロー/ジャメル・ドゥブーズ/イザベル・ナンティ/ドミニク・ピノン

レンタルビデオにて鑑賞

公式サイト:http://www.amelie-movie.com/


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