十夜一夜...Marizo

 

 

感傷に浸る曲 - 2008年01月08日(火)



ここ何年か、年末年始のテレビ番組に
まったくついていけないMarizoです。
ついていけないどころか
ちょっと苦痛だったりする(笑)


大晦日の紅白と二日、三日の箱根駅伝が定番って
見るテレビ番組で老いを感じるのは気のせいかしら?
あんなに大好きだったちょん髷ドラマも
ここ数年、心動くものがない。


そんな中、夜更かし癖がつき
深夜の音楽番組をけっこう見ていた。


こういう事を言うと大ブーイングが起きそうだが
私の中では生きていく上で必要なものの中に
「音楽」というのは入っていない。
では何が入るかというと特別何も入らない気もするが
本とか映画よりも音楽が上にくることはまず無い。


私の中の音楽は恥ずかしながら1980年代で終わっている。
松山千春や中島みゆきで始まり
チェッカーズ、吉川晃司、ラッツ&スターで
終わったといっても過言ではない。
それだって決して熱狂的はなかった。


年末年始、深夜の音楽番組は私が詳しくない
90年代後半の「冬の歌特集」だった。
曲自体は耳にしたことがあるものの
曲名と歌手の一致がなく、歌詞はサビしか知らない。

テレビ画面を見ながら「この人たちの歌だったのか」と
思いながら見ていた時にかかった一曲。


「 Time goes by 」 Every Little Thing


98年の冬の歌として紹介されたその曲を聴いて
その当時付き合っていた人を思い出した。

もうすっかり過去の人となって思い出すこともなかった人。
その人がこの曲を好きだったのだ。



Wow wow wow… Wow wow wow…
きっと きっと 誰もが 何か足りないものを
無理に期待しすぎて 人を傷つけている



曲が好きだったのか、歌詞に共感したのか
それともアーティストが気に入っていたのか
今となっては知る由もないが、曲とともに蘇る過去。

初めてあった日、二度目にあった日。
友達に紹介した日、買ってもらった鞄。
そして隣で眠る彼を起こさないように
夜中の二時にまるで逃げるように
彼の家を出た日、あの時。


この曲を聴くときっとこれからも
こうやって感傷に浸るのだろうか、私。
新しく楽しい思い出を覆いかぶせることって
出来ないのかなぁ?
Marizo




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