カタルシス
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妹がFM局に応募して当てた映画の試写会が今日18時半の開演で 一緒に行かないかと誘われていたが 時間が微妙だったので丁重にお断りした 会場は新宿の住友ビルだったから 定時に飛び出せば間に合わないこともなかったが 無事定時に出られる確証もなかったし どこかで少しでも躓けば即アウトなタイミングになる 当選葉書1枚につき2人まで入場できるが 試写会というものは往々にして時間厳守を強いられるもので 2人揃うまで場内へ入れないし 時間を過ぎたら締め出しを食らう 妹は開場時間前に現地へ着けるのだから いつ来るとも知れない私を待つより 先に入って少しでも場所の良い席を確保すべきだ
結局 妹は誰も連れずに行くようだったので 新宿だったら帰り道の途中だし 上映終了の時間に合わせて仕事を切り上げるから 合流してゴハンでも食べて帰るか!という話になった
タイムテーブルを確認した妹から「20時ちょい過ぎには解放されそうです」との連絡があったので 20時半に新宿西側の京王百貨店1F正面口で待ち合わせることにした こっちはその間仕事を適当にやりくりする 年末の忙しさも一段落し比較的作業操作がしやすい日だったのは幸いだった
⇒●フランキー・ワイルドの素晴らしき世界
予定より少し早く新宿に着いたので しばらく地下街をフラフラしていたものの 最近携帯電話の調子がすこぶる悪く… 調子が悪いというか バッテリーがもたなくなってきている 11月の初めからだましだまし使ってきたものなので 不調なのは承知の上なのだが 一晩充電しても使い始めて1時間でローバッテリーになってしまう かろうじてメールはやり取りできるが ネットに接続しようものなら数秒ももたないし 通話に至っては相手の声を確認する前に電源が落ちてしまうという状況だった 去年の12/10付けで機種変更した 私にとってのau第1号機 それまでTu-Kaだったのを サービスの縮小とポイントの消失に迫られて やむなく変えた機種だった デザインや一般的な機能はまずまず納得していたが カメラの質が悪いことと 使用開始から10ヶ月でバッテリーが不調をきたしたことで 私の中でauの評価はガクンガクンに落ちていた 前のTu-Ka機種は容量も少ないしカメラの画素数も低いものだったが 使うには便利だったし調子良く機能していたので 結構気に入っていたのだ 壊れていた等の問題があっての機種変ではないから どうにも悔やまれてならない そのままTu-Kaにしときゃ良かったかも とついつい思ってしまう私は元来優柔不断な人間だ
そんな瀕死の携帯に妹から電話がかかってきた ディスプレイの表示を見て真っ先に思ったのは 「げ!電話はヤバイ!!」 だった
しかたないので通話ボタンを押して話をしようとしたが 案の定「おねえちゃん?」の一言を聞いたのみで電源が落ちくさった orz 一度バッテリーを本体から取り外してから付け直すと ローバッテリーだったはずの表示がフルバッテリーに化けて現れる 一瞬でも電源が入るので 次の電話を着信する前に大急ぎでメールを打ち
「電話だとバッテリー落ちちゃうからメールで連絡ください!」 と送った
ほどなくしてメールが届き 少し早めだけど約束の場所に到着したとのこと ならばこちらもフラフラしてないでサッサと上に上がるとしよう 携帯が使えるうちに合流しておかないと(汗) 待ち合わせ場所へ行ったらすんなり会えたのでホッと胸をなでおろす これで取り敢えずは携帯がなくても何とかなる状況になった
先日ダニエル・パウターの帰りに寄った沖縄屋の近くに 見慣れぬ店が2軒あったことを覚えていて 次の機会にはこっちの店も試してみようとか何とか言いながら 前を通った記憶が新しかったので 妹のリクエストによりそのうちの一方の店を目指すことにした 2軒のうちの1つは台湾小吃の店 でも今日向かったのはインドカレーの店
⇒●インド定食 ターリー屋(西新宿店)
インドカレーは結構あちこちで食べているので 我々姉妹にとっては 他店との比較ができる「食べ比べメニュー」の一つだ この店が目を引いたのは何といってもその価格設定で 相場1000〜1200円辺りの内容を800〜1000円で提供している まずこのリーズナブルさに小市民はアンテナを立てた 今回足を向けなかった台湾小吃は他よりお高め設定だったので除外視した部分が強い
安くても不味くちゃダメ 美味しくても高過ぎちゃダメ いかにリーズナブルかつ美味しいものにありつけるかが 我らの食べ比べゲームの醍醐味なのである
さてインドカレー屋に話を戻そう 入店した我々はテーブル席に腰を降ろした メニューを広げてお互いに「3色カレー定食」をセレクト☆ 3種類のカレー(日替わりで4種類用意されている中から3つを選ぶ)とライス・ナン&ミニサラダと自家製ヨーグルト を合わせたプレートが980円という破格値で食べられてしまうらしい ランチはこれにドリンクやタンドリーチキンがつくようだが 今は残念ながらディナータイムだ
⇒●主なメニューはこちらを参照
程なくして皿が運ばれてきた 他にも数組の客がいたが さほど待たされた感はなく 店員の印象も悪くない(特別良くもなかったけど)
パッと見の感想は「ナン デカッ!!」って感じ 大皿を左右に大きくはみ出したナンが1つ 中央から縦に切れ目を入れられて2ツ折りの状態で乗っていた その下に隠れるようにサラダが盛られている ライスは長粒米ではなく“日本の美味しいお米”的ふっくらモチモチ系で横ちょに目玉焼きが並んでいた インドカレーには長粒米を望みたい我々としては ややマイナス要素だったが だからといって不味いわけではないので有り難く馳走に与った
カレーは洋食風やご家庭風で誤魔化したりせず ちゃんとインドカレーの味で どれも普通に美味しかった これだけのものが990円なら全然アリ!特にランチは絶対にお得だ
ナンもライスもおかわりすることなく満腹 自家製ヨーグルトで口の中を落ち着けて のんびり夜風に当たりながらの帰宅となった
何だかんだいって新宿・渋谷はやはり若者の街だ 最近出入りの機会が増えた銀座・有楽町界隈を思うと 価格帯は格段にリーズナブル その分質が落ちることも多いのだが それはそれで仕方がないと分かっている 要はコストパフォーマンスだから
価値に見合った価格設定か そのバランスに自分が納得できるのか 自分が基準とする“ものさし”で 今日も今日とて測量中〜☆
『グルメ探偵 ネロ・ウルフ』2001年/アメリカ
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