カタルシス
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2006年10月14日(土)  憂鬱は眠らない 

天気が良かったので朝から洗濯機をひと回し
昼になって父母からランチの声かけがあったのでついて行くことにして出かけた
一緒に誘われていた妹は 今日夕方に浅草まで鰻を食べに行く約束をしているとかで 変にお腹を満たしたくないと 昼頃に出かけて浅草の前に乃木坂にあるギャラリーに立ち寄ってから鰻に臨む体勢のようだった よって父母とのランチは私だけ参加

車で迎えに来てくれたので「どっかで郵便局に寄って欲しいんですが」と交渉「先に行ってくれたらランチはご馳走できるよ」とつづけたら まっ先に郵便局に寄ってくれた やぁやぁそんなストレートな両親が大好きサ!

手頃な店を探しながらドライブの最中に そういや弟はどうなってんの?と尋ねてみたら
「今朝は早く帰って来たけどすぐにまた出かけちゃったわ」
という母 聞いててなんだか違和感があったので

「“今朝”帰って来るのって“早い”の?」

とツッコんでみたら 一瞬の沈黙のあと父母が揃って「ああ!そうか!!」と声を上げた
「明るい時間に家にいたから“早い”イメージがあった!」
・・・だよね 朝帰って来たってことは 夜に帰って来れなかったってことじゃんね
つか 大丈夫か?両親の方まで感覚がオカシくなってきてるぞ(黙)

何でもイイヨと言ったのに 思いつかなかったのか そういう気分だったのか 家族で何度か行っている手打ちうどんの店に到着 お値段の割りに食べでのあるランチメニューを総なめする勢いで通っているようなのは私の気のせいなのか?(苦笑)まぁ安くつくから出資側としてはありがたいことなんだが

食べ終えてどこかに寄るのか?と尋ねる父に 母は「あっち行って あっち!」と手振りで指示 どこに行きたいのかをなかなか言わなかったので駐車場から車道に出るまでの間 右だ左だと騒いでいたので 埒があかないと思った私が
「オカンはこのあとどこに行きたいの?」と整理づけさせるつもりで質問したら「新宿」と曰うた もちろん車で行くという意味ではなく どこか駅に降ろして欲しいようだったのだが 弟から定期を借りてきているので その有効沿線上の駅がいいと言う

だから それを先に 言いなさいよ(苦笑)

父もそれを聞いてやっと「だったら○○の駅が一番近いな」とコース設定することができ 右だ左だのやり取りが全く必要ないものだったと判明した

相変わらずのテンションだよなぁ うちの母上

そんな訳でランチ後は帰宅路の途中で母を駅に降ろし 私と父だけで家近くまで 私は自宅の前で降ろしてもらい父はさらに一人で本家へと帰って行った 別れ際「夜は来るのか?」と聞かれたので 用事もなかったし今日は妹がいないので 行ってあげた方が良さそうだなーと思い「行くよー」と返答しておいた

一度自宅に戻り何やかかんやか済ませてから 夜になって本家へでかける 新宿から帰って来ていた母と夕飯を用意し テーブルに落ち着いて少ししたくらいに 何と渦中の弟くんがご帰宅あそばされた! こんな時間に帰って来るなんて久しぶりなんじゃね?!

一応ゴハンがまだだというので 取り急ぎもう一席を用意 大抵が大きく作って取り分け系の家庭なので 多少の人数増減には対処できてしまうのだ というか そういう幅を作ってくれていることに気づいているかお前?ありがたく思ってるか息子よ??

食卓に出ていたワインを彼にもと思ったのであろう父が 棚から追加のグラスを持ってきた そして注ごうとした直前にこんなやりとりをした
「お前今夜は泊まってい行くんだろ?」
「あ はい そうします」


・・・ちょっと待てい

「おとん 何かそれオカシくない??それを訊くなら“今夜はもう出かけないんだろ?”じゃないの? あの子の家は一体どこなの?!」

「おおー 言われてみればそうだなぁ」

言われて気づくんじゃない! そういう感覚になってきていることに危機感を持たなきゃダメだ!つか そういう感覚になるんだったら とっとと彼を家から出して本当に“その状態に”してしまえぃ!

そんな私たちのやり取りを前に「やぁやぁ どうもスミマセン」とワザとらしく頭を掻いてみせる弟

別にこの子が嫌いなわけじゃないし この家に居ること自体をどうこう言おうっていうのではない 居るなら居るで義理を果たせと言いたいんだ してもらってばかりで自分から何か返すでなく いつまでも甘えているつもりなんだろ? お前はどこのお大尽じゃ!って話よ

大学は9月で卒業したことになっているので 今や彼は名実ともに立派な社会人なのだ バイトと言いつつ 単位をクリアしたあとは学校へ行かずに昼から夜まで働いてるんだから いっぱしの収入も得ているハズだろ だったら家にいくらか入れるのが常識的な行為じゃないのか 独立資金だというなら その金全部持ってっていいから 荷物まとめて家から出ろ 君の部屋をぶち抜いて居間を改装すれば ゆったりリビングができるんだね〜って計画が浮上しているのを知っているのか? ぶっちゃけそういうことであれば私も妹も資金援助するくらいの気があるんだぞ(ミニシアターとかにしたら素敵だ) 君の部屋は今や 我が家にとって無駄なスペースなんだっつの

その立場の微妙さに 気づいてないんだろ?

もうさー 父母もどっかで見切りつけなきゃダメなんだよ 放っておいたらおいただけズルズルしてるよ 甘えられるだけ甘える体勢だよ

彼には大阪の両親の元を離れ単身東京で暮らし働いている彼女がいる 大学の同級生だが 彼女は彼と一緒に出かけたり遊んだりしながらも しっかりキッチリ単位をクリアし 就活もして無事内定をとり 危ういこともなく卒業 その後就職して順調に日々を過ごしている 実家のお父様が車を買い換えたのを理由に軽ながらも娘にマイカーを与えてくれた 現在彼女の愛車はその大阪ナンバーの軽自動車なわけだが 何故かそれを常用しているのはうちの弟なのである 中野に住む彼女の家からその車で自宅までやってきて ご近所迷惑も顧みず駐車禁止の道路の片側を占領している
うちの両親にしてみたら 車は彼女からの借り物だし 停めてる場所はマンション住民の共用敷地内の公道だしで 何かあったときの不安を抱えながら心労を募らせている いくら「車で来るな」「駐禁すんな」と言ってみても やったもん勝ちの精神で弟はそ知らぬ顔 といった態度

見てても聞いててもムカつくっちゅーんじゃッ

ワインを飲み交わしながら父に彼女とのことをツッコまれたら
「まぁ一応 結婚とかも考えてはいるんですが・・・」とボソボソ言い出した

ほほう 結婚考えてたんだ! じゃあサクサクっと彼女と部屋でも借りて独立しなよ 親元でぐずぐずしてたらマザコンと思われて愛想尽かされちまうぜ! ほら早く!ほら早く!!(怒笑)

途中で浅草から戻った妹がやってきた 食後のお茶だけご一緒する
茶の準備係を任命された弟は お茶の用意だけしたら自分は飲まずに自室へこもってしまった

ちっ・・・ 逃げやがった

基本はもちろん彼が悪い でも それをさせてしまっている両親にも問題があるのは確かだ
私と妹とて完全に親離れできているかといったら それは多分できていないと思うけど 少なくとも経済的な負担だけはかけていないつもりだ 助けになりこそすれ 脛を齧るような真似はしたくない

最近CMで「何のために働くのか」「仕事が好きだから」なんてのがあるけれど 自分にはそんなウソ臭い考えは一切ない 働くのは「食うため」だ「生活費」を稼ぐためだ 自分の好きなことをするためだ 自分の暮らしの文化度を向上させるためだ
そのためだったらどんな仕事でもしなきゃいけない 働けないのなら自分の生活を削らなきゃいけない

そういうことだ

どうせ働くのなら少しでも好きなことを とか 得意な分野で とか思うだけであって 根底には「自分で生きていくため」に必要なことだと理解し我慢し妥協しているに過ぎない

実年齢とか地位とか収入の高低じゃなく やったことやしたいことの後始末やつじつま合わせを 他人を巻き込まずにケリつけるってことが“大人”なんじゃないの? 少なくとも自分だけでバランスを取れないヤツを 大人とは言わないだろ

あんたはもっと大人にならなきゃダメだ
自分で収拾つけられないで 他人の犠牲の上に成り立ったものに 自由なんてない
親子なんだし甘えるなとは言わないよ 向こうだって甘えられるのが嬉しかったりしてるんだろうから 適度に頼ることは悪いことじゃないと思う でも利用するのとそれは意味が違うものだし 依存してる自覚がないのであれば それはとても危ないことだと思うわけ

日々のニュースを見てみたら解っても良さそうなもんなのにな
ある日突然その日がやってくるかも知れないんだぞ
親がいなくなる日 家がなくなる日 全てが壊れる日 絶対ないなんて言い切れるものは一つもないじゃないか そのときになって後悔したって遅いだろ 何もできない自分に気づいたって遅いだろ

何もしなかったことを後悔したって 遅いだろ

あーもームカつく
あの父母はアンタだけの親じゃないんだっちゅーんじゃ!ギリリッ
 



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夜中メッセンジャをつなげてネトしていたら 先日知り合った北海道の方から話しかけられたので やり取りをしていたら2人共通の知り合いがログインしてきたので更にその人も巻き込んで 3人でメッセすること数時間・・・
朝の6時になって そろそろヤバイだろうと思いお開きにした なんだか最近こんな調子だぞ? 現実逃避というか ストレスのハケ口にしちゃってるのかな自分

ううう 体にもお肌にも超良くない! でも誘われたらまたハマってしまいそうでコワイ!! うええん・。
 

『憂鬱は眠らない』織田哲郎&大黒摩季

 


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