カタルシス
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2006年09月29日(金) |
それでいい それがいい |
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久々にグルタミンライブに行けそうだったので 今まで若干避けていた新宿 red cloth(辺鄙な場所にある)に初参戦 出番が遅めだったので先に食事を済ませてから行こうと友人に声かけしてみたが 向こうは時間が微妙との返事だったので お一人様を決行した
ハコに直接行くのであれば大江戸線の『東新宿』が最寄駅なので 職場からだったら『飯田橋』から1本で行けたのだが 時間は大幅に余裕があるし 済ませたい用事があった都合上 敢えてJRで新宿下車 まずは西側のチケットセンターに立ち寄って『キンキー・ブーツ』の安チケを購入した 明日観に行く予定である
次に「お一人様」の決行場所を吟味する 飲食店になかなか一人で入れない小心者なので 食べたい店と入れる店のすり合わせが必要なのだ 連れが1人でもいれば牛丼でも立ち蕎麦でも屋台ラーメンでも気にせず入れるのに 1人だとダメなのは何故なんだろう… しばらくウロウロした結果 三越地下にある東京ルーでカレーが2種類選べるプレートを食べることにした 今日は何となくカレーの気分だったので 一人で入れるカレー屋を選択 ここはファーストフード感覚で入れて楽なのはいいのだが 狭くて席数が少ないのと 周囲の人(デパートの買い物客)の目が気になるのが惜しい感じ でもこのくらいなら入れる ちょっとしたリハビリ気分
食事で時間調節をし 頃合いを見計らって席を立った 三越からのんびり歩きで寄り道など挟みながら目指すは東新宿 靖国通りを越え花園神社を過ぎ ひたすら明治通りを高田馬場方面に向かって歩き続けると 日清食品のビルが見えて来る その昔はこの建物の中にも1つライブスペースがあって 1度だけ行ったことがあった 今は閉館して跡形もないが『日清パワーステーション』と言ったら 今でも「ああ!」と思う人が多いメジャーなハコのはずだ 私がそこを訪ねたのは 社会人になって間もない頃で ハコ自体は“今月いっぱいで閉館”みたいな時期であったから いやはや何とも懐かしい話ということになる
その日清ビルを過ぎると 通りを挟んで2つのライブハウスがあり どちらも規模は小さいものの都内のバンドマン御用達のハコである 片方はロックの老舗『新宿JAM』 そしてもう一方が割合最近にできた『新宿 red cloth』通称「紅布」 本日の目的地だ
紅布自体は初めてだったもののJAMには何度か来たことあったので 場所を地図で確認した際「GS(シェル石油)隣」と書かれているのを見てすぐにおおよその見当はつけられた シェルはJAMのど真ん前にある
なので あの辺ウロウロしてみりゃ入口があるんだろう 程度の考えで現地を目指したのだった 地図をプリントするまでもないと思い手ぶら 暢気なものである シェル石油の看板の根元まで来たら 高橋さんが自販で水を買っている姿が目に入る 高橋さん=グルタミンのDr. 今日のお目当てバンドのメンバーさんだ
ラッキー♪と思って駆け寄ると「久しぶり!」と笑顔を向けられた 重量感たっぷりの音を発する人なのに素はどう見ても癒し系 ガタイが良く大きい人なので前々から“お父さんキャラ”に見えてしまっていたのだが 今では実際一児の父なので余計パパオーラが放たれている ように 見える(笑)
挨拶混じりに入口の場所と出時間の具合を尋ねたら まだ時間があることが確認できたので一度その場を通り過ぎ 「道が不安なので一緒に行きたい」とメールをしてきた友人を迎えに行くため 明治通りと職安通りがクロスする大きな交差点まで足を延ばすことにした
歩け歩け 歩くぞ歩くぞ
今夜は軽く2駅分くらい歩いてるな 単純に考えても「新宿」→「新宿三丁目」→「東新宿」のコースを辿っているもの それにここまで来たら帰りは「西武新宿」まで歩くだろ さすがに夜は涼しくなってきたから 外歩きも苦ではない というかそもそも歩くのが嫌いじゃない 暑くさえなければ一日中そぞろ歩くタイプの人間だから
交差点にて待つこと十数分 地下鉄の入口から姿を現した友人に手を振って合図すると 1人で来た道を今度は2人で折り返す 時間的には丁度良い感じ 階段の上でレスギャンの太郎さんに追い抜かれざま一声かけられる 毎回入りの時間がかち合ってよくこんなやり取りをするが 本当いつかレスギャン目当てでライブ聴きに行くからね!と心に思って口にできない私・・・ 6月にレスギャン聴かず帰ってしまった後ろめたさが 未だに残っているのだなぁ と思う 向こうは気にもしてないんだろうけど こっちは気になって仕方がない(だったら早よ行けや) まぁアレだ 先立つものがないというか 最近資金の流れが如実に別方向を向いているので・・・ しかも大量に流れていくので・・・ ゴホゴホ
でもいつかきっと!
太郎さんに続くように我々も入場 初めて入った紅布の店内はチャイニーズとジャパニーズが混ぜこぜになったような 漠っとした“東洋風味”で統一されていて 要所要所のテーマカラーが「紅」というデザインの内装になっていた 会場にまく煙草の紫煙が阿片をイメージさせる(そりゃヤバイだろって) 天井から吊るされた黒縁のランタンが古風な中華様式を思わせていたが 色彩はなくシックなモノトーンから成っているので 鮮やかな中華提灯とは少々風情が違う どちらかといえば明治初頭の花街で 異人相手に商なう姐さん方が一服煙管をふかしているような そんな気だるい“東洋感”
店のコンセプト的には 好きな系統だった
そしてこの店 ドリンクの種類が豊富で素晴らしい アルコールもソフトドリンクも他の店では見かけないメニューがつらつらと列記されていて そのいずれもがチケット有効ときたもんだ 生ビールがあるというのもこの規模のハコでは珍しいことだし しかもジョッキで出てくるのだという 「ライブをする場所」という以外での魅力は ここまでで充分感じられるものだったと思う ただ如何せん 行きづらい場所にあるというのは最大のネックだ
そうこうしているうちにトリのグルタミン出番
グルの前はナチュラルハイテック社長・林さん(笑)がベースとしてメンバーになっている『ENJIN』だったので 対バンに誰がいるのかをろくに調べもせずに来ていた我々には「あら!」っという状況 ・・・というか 前回のレスギャンも全く同じ状況だったじゃないか 学習しないやっちゃなー(苦笑) ちなみに グル主催のイベントのとき暴言を吐いて我々の反感を買ったあのバンドさんも 今日対バンだったみたいだ 表の黒板で名前を見つけてちょっと苦笑がもれた 首根っこ掴まれた友人は今日来ていなかったけれど 彼女がいたら絶対嫌な顔をしたに違いない 向こうはどうせ覚えちゃいないだろうけれど やっぱりこっちは気にかかっているものなんだ
閑話休題でグルタミン 私は前の2度ほどライブに行けてなかったし その後はグル自体がしばらくライブをお休みしていたので 今日は本当久しぶりのライブ! 前回だか前々回だかから GとBの位置を逆転させて演っているというので その配置で見るのが初めてだった私は どんなもんかとドキドキしながらステージを見上げていた
左サイドにG・Vo.の豪さん 右サイドにBの工藤さん 確かに今までとは違う配置での演奏だ でも あんま違和感ないなー・・・ ほへぇ カッコイイ・・・
本日のセットリストは以下の通り ─────────────── 1)ネムレ 9 DEATH 2)研ぎ澄まされていく 3)ババロア 4)ヒズンデシマエ! 5)バーター35(新曲) 6)ウルトラハッピー(新曲) 7)自由なる生命 EC)バイブレーション ───────────────
おおお・・・ 新曲2曲 しかも自分は『自由なる生命』も初めて聴いた! 個人的には『ウルトラハッピー』が大ツボでした ちょっとアレに似てる『死んだ男』の空気感
おおお・・・ き 来て良かった!!
グルは明後日もライブ in 吉祥寺PlanetK 実はイシイさん率いるハーミッツも下北でライブの日なんだけれども・・・ ごめんイシイさん 明後日は吉祥寺へ!orz
すっかり遅くなっていたし 話がしたかったら明後日でもいいやーと思い メンバーに順々挨拶をしてサクっと退散しようとしたら 最後に捉まえた工藤さんが「生まれました」と言ってきたので そこで初めてオメデタだったことを知った 「おめでとうございます〜〜!男の子?女の子?」と2人で取り囲んだら ニコニコしながら携帯を出して 「女の子」と写真を見せてくれた いっぱいあった(笑) しばらくライブがお休みだったのは彼のベイビー待機を邪魔しないためだったようだ そうか〜 工藤さんもパパか〜
「今後もバンドは大丈夫なんですか?」とチラっと訊いたら 「大丈夫 でもしばらく俺は夜早めに帰るけどね」と笑っていた 「小さいうちに沢山かまってあげないとねー お父さんは接触時間少ないから」 「沐浴係なんだ俺」 「「それは頑張って!笑」」
つい今さっきまでバリバリカッチョブーな演奏をしてても ステージ降りたらこの調子 素敵だ・・・ 素敵過ぎるぞグルタミン!!orz(←ツボ入っちゃったらしい)
「じゃあまた明後日!」と元気に言い放って 我々は東新宿を後にした
既に明後日が楽しみでしょうがない帰り道
ホクホク♪
『バーター35』グルタミン
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