カタルシス
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先週のリベンジで『メゾン・ド・ヒミコ』を朝一に臨んで無事鑑賞 やっぱりみんな朝っぱらからは動かんのね(笑)
ではあらすじ
ゲイのための老人ホームを舞台に、癌で余命幾ばくもないゲイの父親とその若い恋人、ゲイの父を長年嫌悪してきた娘の三者を中心に、ホームに集う年老いたゲイたちが織りなす人間模様を優しく描いた感動ドラマ。「ジョゼと虎と魚たち」に続いて監督の犬童一心と脚本の渡辺あやが手を組んだコンビ第2作目。主演は「この世の外へ クラブ進駐軍」のオダギリジョー、「世界の中心で、愛をさけぶ」の柴咲コウ、「たそがれ清兵衛」の田中泯。 ある雨の日、塗装会社で事務員として働く24歳の女性、吉田沙織のもとに一人の若い男性が訪ねてくる。岸本春彦と名乗るその男性は、沙織が幼いときに家を出ていった父、照雄の現在の恋人だという。有名なゲイバー“卑弥呼”の二代目を継ぎ成功した照雄は、その後店を畳んで神奈川県大浦海岸近くにゲイのための老人ホーム“メゾン・ド・ヒミコ”を建て、運営していた。春彦は、その父が癌で死期が近いことを沙織に伝え、ホームを手伝わないかと誘う。自分と母を捨てた父を許すことができない沙織だったが、破格の日給と遺産の話しに心動かされ、ついにはホームへとやって来る…。(allcinema ONLINEより)
うん キライじゃなかった オダジョ綺麗だったし柴咲さんもブサカワを通してて好感持てました テーマ的にも楽観し過ぎず かといって暗いばかりだけでもなく 割合淡々と 微妙な人間模様なんかも丁寧に描かれていたと思います
思いますが
一番のキーパーソンであるはずの「ヒミコ」の印象が弱かったねー(^^;)
春彦と沙織にスポットあてたいのは解るけど 若くて綺麗でいくらでも売り込み可能な春彦くんがひたすら献身的に尽くしている相手で 沙織の母が死ぬまで想っていた相手であるのに 何だってあんなに残らないのか 癌を患って弱っているからとか 世の中の酸いも甘いも噛み分けた年齢だからとか 周囲に理解されない性癖を貫いてきた孤高であるとか ゲイバーのママとして草分け的な存在であったとか 全部ひっくるめて “今のヒミコ”が常人を逸した風体・姿勢でいるのは理解できるよ でも そうなる前の生身の彼がいたんじゃないのか?と思うわけですよ
春彦や沙織の母や バーの常連客が強く惹かれた魅力がさ ヒミコにはあって然るべきじゃないの? 何か全然それを感じなかったんだけどなぁ… 死んじゃっても何とも思わなかったんスけど(若干ネタバレ?いや“余命いくばくもない”って言ってありゃ大体分かるべ) 本人の様子はあれでもいいからさ 誰かの回想とか語り伝え的な話しとかっても良かったように思うのは私だけなのかね
そして沙織の勤める会社の専務(西島秀俊)の登場する必要性がイマイチ解らず サントラは良かったです と思ったら細野晴臣でした さっすが!
ああ 特筆すべきはやはりオダジョの綺麗さだったんではないかと…
フリダシニモドレ
『海辺のホテルにて』1981年/フランス
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