カタルシス
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『ターンレフト・ターンライト』鑑賞 金城武とジジ・リョンが主演のラブコメです 友人に誘われて行きました ああ可愛かったですよ 金城くんもジジ・リョンも
ジジ・リョン見たの相当久し振りでしたが 自分が認識していた顔と違っていて あれー?こんな顔だったっけ?? みたいな 考えてみたらまだ売り出したばかりの頃のピッチピチな姿しか知らなかったので ちょぴり大人になったジジが新鮮でした 元々細かったけど更に痩せてて“高妹”(ノッポな妹・ノッポちゃん)の愛称が更に強調されてるんじゃないかと 思ってみたりみなかったり
お話の説明 仕事も恋愛もこれと言ってパッとするところがない日々の中で 偶然出会った2人 実は同じ並びアパートメントの同じ階に住む壁を隔てたお隣さん同士なのに 彼らの行動範囲はそれぞれ別方向な上 建物の入口も違うから 隣に住んでいるのに顔を合わせることがありません
ふとした切っ掛けで出会い会話をしているうちに お互いが昔 まだ中学生だった頃に会っていたことが解ります お約束的にどちらも恋心など寄せ合っていたりして でも微妙な年齢で素直にアピールすることもできず お互いの学籍番号を記憶しただけで終ってしまいました
その相手が今目の前に! しかもイメージ崩れるどころか更に素敵(←笑)になっている! 舞い上がる2人
突然の雨にみまわれ お互い名前も住まいも明かせぬまま 慌しく電話番号の交換をして来たものの 胸弾ませて帰宅してみると雨にぬれたメモは 読めないほどに番号を滲ませているのでした
こっからしつこいくらいのニアミスとすれ違いの連続が始まります
もうね 漫画ですよ漫画 それもバリバリの少女漫画ね 昨日すぐ隣の館で『ソウ』とか見てた人間が 見るとは思えないようなちょっぴり切ない純愛ラブコメディでした いや癒されたね 可愛いったらなかったですよホント
舞台は台湾 俳優も台湾人 言葉も台湾語(似・北京語)でも香港映画です
ジジ・リョンは翻訳家で 英語とポーランド語を即座に口頭で訳せるくらいの語学力を持っているのに控え目過ぎて損をしているような そんな大人しい女の子像 愛の詩にうっとりと感動しちゃうような 夢見勝ちのロマンチスト
一方の金城くんはこれまた人付き合いの苦手なおくてのバイオリニスト 実力はあるのに売り込み下手で なかなかいい仕事にありつけない 可愛いマスクでモテモテなのに女の人を恐がる傾向にあって これまた浮世離れした男の子なのです
…純だよ 純過ぎるよ 今時ありえないよ でも だから いいんだろうね 和んだもん 微笑ましかったもん
徹底したシチュエーション創りは香港映画さまさまというか 極端な展開がどうしても笑いを誘います そして重要な役どころのお邪魔虫 ジジにも金城くんにも恋敵がいて それぞれに猛アタックをかけてきます この2人の奮闘振りがまた極端で愉快なんですな そこまでせんだろう!ってことまでしでかします 映画じゃなかったらヒくっての
極端といえば冒頭のシーンはザンザン降りの雨の中なんですが 明らかに後から合成の雨(笑) だってそんなに風吹いてないの周り見りゃ解るもん 小降りか雨上がりに撮ってるんだと思います そしてそのシーンに映っている傘が みんな黒 真っ黒 金城くんの緑の傘と ジジ・リョンの赤い傘だけが 色彩を放っています 後ろからのカットはすごく綺麗でした
でも
前が映ったらみんな普通に色のある服着ててちょっとガッカリ あそこまですんだったら服装も黒一色にすればいいのに 黒のスーツ 黒のワンピース 黒のジャンパー 黒のセーター 色味にバラつきがあってもいいから「黒」に「無関係な人」ってイメージを持たせたら解りやすかったのになー と思いました
も一つ極端 というかこれは“徹底”かな? 名前がね 出て来なかったんですよね2人とも 確か(記憶が頼り)お互いのことも学籍番号でしか呼び合ってないんです 登場人物みんな名前なかったんじゃないか? ジジにまとわりつく医者も 金城くんにべったりだった食堂の女の子店員も パンフレット買ってないんで確かじゃないですが おそらくそうだったと思います
全体的には 何も考えずに でも心穏やかに見られる映画でしたー 嫌いじゃないサ うん
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鑑賞後 友人1人追加合流でランチは飲茶バイキング たらふく食う それから秋葉原のDVD屋へ ノーマンのコーナーがあるというんで3人してドキドキ♪ 行ってみたらビルの中に複数の小さな店が連立している感じで 中野のブロードウェイとかの似た雰囲気 でも 私は思わず
「「信和中心(シノセンター)みたい」」
と言ったら 全く同じタイミングで友人と声がかぶりました
信和中心ってのは香港の繁華街に建つ文化ビルみたいなトコ ちなみに今いる3人で2月の香港旅行行ってます 趣味かぶりまくりの面子です(笑)
満腹が過ぎていた所為もあり DVD屋で買い物を済ませた後は 秋葉原〜神田〜淡路町〜神保町と徒歩で移動 何気に結構な距離を歩きました 雨降ってなかったし 変に気温も高かったから 散歩するには手頃な日でしたよ それでそのまま『神田古書まつり』をひやかしに行きました 学生の時以来じゃないですかね?古書まつり 懐かし〜 懐かし〜〜!
アタクシ当時は水道橋の学校に通っていたもんで よく帰りに神保町まで歩いて古書店巡りしとりましたよ 古書街って基本的に平日営業なんでね 土曜は開いてましたが早めに閉めちゃったりしてたから やっぱり平日じゃないと落ち着いて覗けないんス この頃から幕末とか好きでしたから よく突発的な買い物して 帰りの荷物の重さにヒーヒー泣いた記憶があります
そんな古書街 神田・神保町♪
今日は私よりも更に色々マニアックな友人が ものの見事にひっかかり まつりの終演時刻までネバってあちこち見て回ってました 映画のパンフとか見つけるとワー!っとタイトルさらい出したりしてね 私たちも手伝ってパタパタやっていたら『ダイヤルM』とか見つけたので 渡したらヴィゴ好きの友人・即買い(笑) 自分でも『チャイニーズ・ゴースト・ストーリー3』の表紙にトニーを発見して 結局買ってるしな… だって 美品だった上キレイにビニール包装されていたし おまけにまつり値段なのか1部¥100だってんだもん 普通このランクのものだったら¥1000したっておかしくないんだぞー まぁ¥1000じゃ買わなかったけどね
一休みしてから更に徒歩で御茶ノ水まで出てそれぞれの家路に就きました
実は古書巡りの辺りから頭痛がしておりまして… でも本家から「美味しいもの作ったよ」と誘いのメールが来たので 薬を飲んで訪ねたら 大根ア・ラ・カルト(笑)
今野菜が高いでしょ?でも食べたくて いい大根を2本葉付きで買って来たんだって だから葉はおひたしに 皮もちゃんと煮付けて 身は昆布ダシで炊き 食卓は地味〜な色合いの大皿で埋まっていました いや でも マジな話どれも美味しくてね! 頭痛かったし絶対食べられないと思ってたんだけど ペロっといっちゃいました おまけに頭痛も治ったし(薬のおかげという説も…) 大根の端から端を食べてすっかり元気になりました!(決定)
食後にまったりしているところで新聞を見たら『世界ウルルン滞在記』がアイルランドだったんで 興味が沸いて見てみたら滞在者が白川くんだった(去年のヒーローさん) 彼のウルルン見るの2回目なんスけど…(しかもどっちも偶然) 他の仕事で見てみたいぞ (^^;)
そういやイラクの彼 気になってたんで親に訊いたら やっぱり切り離されちゃったのね サイアクだよもう… 世相的には「自業自得」みたいに言われててご両親も辛かろう 確かにその感も否めないけど そもそもそこをそんな危ない土地にしたのは誰なんだって話だろうがよ 何で外国人が 日本人がターゲットになるようになったか 理由はどこにあるんだ?って話してみろってば 浮かんでくるのは 一体誰の顔なんだい?
色んな意味で日本人でいることが 辛く恥ずかしい
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自宅に戻ったらKASABIANチケットが落札できた! 奇跡?!落札者がキャンセルしたんで繰り上げ落札だって 定価に色つけた程度だったのにラッキー!!
落ちた気分を盛り上げろッ
『臆病なライオン』小川範子
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