カタルシス
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2004年11月01日(月)  一瞬だけ飛んで 消滅する 

下北沢 CLUB Queにてグルタミンライブ 出番は何と18:45(早!)
それでもいつぞやのBahahaよりは余裕があったので なんとか仕事を切り上げて駆けつけました

今回が初Queのグルタミン どの箱も初ステージは緊張するもんなんでしょうが 特にこのQueというライブハウスは敷居が高いらしく 今日の出演はいわゆる“オーディション”みたいなもんだったみたいです だからトップバッターなんて客の入りの悪い時間に出させて 集客力なんかもチェックするとかね そんな話を事前にチラと聞いていたので こっちも「行かなくちゃ!」という使命感に燃えてしまっておりました(笑)

そんな厳しい時間設定に不安を覚えたらしい豪さんは「身内呼びまくるぞ」と言っていたのを実行したのか 会場に着くなり春山さんと遭遇(笑) 普段こんな時間には来られていない夢立さんまでちゃんと来ていて 仲間って有り難いもんだなぁ〜と思ってしまいました。(私のじゃないですが/苦笑)

10分押しくらいで開演
ちょっと間が空いていた所為か随分とカッコ良く見えましたよv 実際カッコ良かったんだと思うんですが MCの時唐突にボーカルの豪さんが「ニコッ!」っと笑ったので 一瞬びっくり
満面の笑みというか 「フッ…」とか「ニヤリ」じゃなく「ニコッ」ですよ「ニコッ」

普段の豪さんはとてもいい人です 愛想だって悪くはない でも ステージの上でそんな顔するキャラじゃなかったので こっちは思わず「ビクッ?!」っとなりました 隣の友人と顔見合わせちゃうくらいには違和感あった… どうしたの豪さん?!(汗)

そんな笑顔の後でおもむろに 某国営放送の音楽番組?というにはちょいとお粗末な内容ですが あるじゃないオンエアバトルの音楽版が アレにどうも出たらしいんですな グルタミン
で どうだったかというと 見事にオンエア権を逃してきたそうで(苦笑)

10組中下から2番目の獲得点数だったそうです 高得点の人達はカラオケでアイドル系とか 男女デュエット系ばかりで 生バンドで演奏したのは彼らの他は 京都から参戦の1組くらいなもんだったそうです
この番組 演奏がオンエアに乗らなくても 出場したことと得点数と 会場からのコメント&自分たちのコメントが短い編集の中で放送されるので 一応チェックはしておきたいな と思いました

その話をした後で「名高いQueに出演できて幸せです!」的な会場に対するおべっか?発言 あれあれ?またいつになくキャラの違うことを… 本当にどうかしたんでしょうか??

グルタミンのバリバリ全開な演奏を聴いていたら 春山さん率いるバイクメンのライブが恋しくなってしまい お客さんとして来ていた春山さんを掴まえて訴えてみようと思ったんですが グルの演奏が終わったらサッサと帰ってしまい お手洗い並びしていた私は 残念に思いながら会場を後にするその背中を見送ったのでした ああツレないお方・。

終演後 出口を出たとこの階段に留まっていたら豪さんが出てきてしばらく話し相手をしてくれました
Queは出るのが難しいとか ブッキングマネージャーが選り好みにうるさい人だとか聞いて へえ そんなもんなのか と感心することひっきりなし そのスジのことはとんと解りませんからね 未知の世界が垣間見れて興味深いです
自分にとってQueという会場は そんな大層な位置づけではなかったのでイマイチ実感わきませんでしたが 言われてみれば有名どころが結構演ってたりするし インディーズでも名の知れた面々が多く出ている箱でした 
ピンと来ないのはスプリングベルやBAMBIやバイクメンやVESSEなんかでよく出入りしていた場所だからでしょう そういえばローザ・パークスってQueのおすすめアーティストだったハズだから スゴいことだったんだなーと 今更ながらに思ってみたりして
下北でいうとQueとShelterが“登竜門”的存在の箱なんだそうです どっちもクソ狭いのにね!

それからオンバトの話
10組いて全ての演奏を聴いていたらしいんですが 彼らにピンとくる人達がほとんどいなかったらしく 唯一「カッコイイじゃん!」と思ったバンド(京都から来たって人達)は10組中の最下位だったそうで… そんな展開だったので 彼ら的にはヘコみようがなかったというか どう反応したらいいのか困ってしまったそうです オンバトの審査をするのは任意に選ばれた10〜50代の一般客だそうで 彼らのような生バンド系はそれららの人達には受け入れられ難いのだと思うほかないのでしょう 大半が女の子だったという一般審査員に いくらかでも点数がもらえたことの方が驚きだったそうです

この場違いにも思える番組に応募したのはベースの工藤さんだったらしく デモを送ったら3日後には「ぜひ出て下さい!」という連絡があったらしい 数曲預けた音源の中でダントツに評判の良かったのが『発光オレンジ』で 当日もその曲を演奏したそうです 確かにグルの中じゃかなりキャッチー度の高い曲だもんね 私もアレがきっかけでハマったようなもんだし うん
それなのに惨憺たる結果になってしまい(本人達はイマイチ落ち込んでなかったみたいですが)スタッフの方が「申し訳ありません〜〜!どうかまた出てください!」と言ってくれたのだそうですが 「いやもう“次”はないっしょ(苦笑)」と濁して来たとか来ないとか

確かにグルタミンが演奏したとは想像がつきにくい“場”だもんな… オンバト見たことない人は解らないかもですが 何というか 日曜の昼間にやってる『のど自慢』に出ているような雰囲気ですよ 照明もセットも飾り気のない一辺倒な空間です 夜のライブハウスなんて空気はこれっぽっちもない“場”です

ああ よくそんな中で演奏してきたもんですよ… よく頑張った!(ホロリ)

その収録の際 他の出演者の後ろでセッティングしている自分の顔をモニターで見た豪さん
「うわ 俺って普段あんなに無愛想なんだ…」
と思ってしまったそうで このままではイメージ良くないだろうと 演奏中はさておきMCのときくらいにこやかな表情をつくってみようと思い立ったんだそうです
…ああ それであの「ニコッ!」だったんですね  いや あの 豪さんの笑顔好きですけど あの「ニコッ!」はグルタミンとしてどうなのかと 思った私はいけないファンでしょうか(汗)

今日は映画好きの友人がライブ聴きに来てくれていたので 何となく豪さんと映画トークに突入 先日観た『ソウ』が面白かった と言ったら
「そうそう これちゃん『ゴスフォード・パーク』見たよ」
と言われました…

--ギクッ!

こないだ会ったときにチラっと言っただけだったのに ちゃんとタイトル覚えて帰って観てくれたらしい… でも私の方は散々豪さんに勧められた『マルホランド・ドライブ』がまだ未見で(汗)

以前に面白かったと私が言った『es』『ノッキン・オン・ヘブンズ・ドア』も豪さんはすぐに観てくれて 感想も聞かせてくれたのに 私ときたら彼ご推薦の作品は『レザボア・ドッグス』しか観ておらず 『タイタニック』に至っては勧められてもな〜(^^;)ゞという気分でいたりしてて それでも『マルホ〜』と『ノー・マンズ・ランド』には興味があるからいつか観てみようと思い続けて 何ヶ月経っとんじゃ?!って状態で…

「あわわ 私『マルホ〜』まだ観てない(汗)」と応えたら
「なんだよ俺だけかよ!」と突っ込まれました
ううう スミマセン 次会うときまでに観ときます〜〜〜(><;)""

『ゴスフォード・パーク』の感想と共に豪さん曰く
「でもアレだよな これちゃんが勧めるものってちょっと変わってるよな」
「…そうですか?」
「というか君 ヘソ曲がりだろ」

?!Σ( ̄□ ̄;) なんですと!

うわーん!何て言いぐさなのアナタ!!そりゃちょっと好みが一般的じゃないことくらい自覚してましたけどね ヘソ曲がりだなんて!! でもでも なんで言い返せないんだ私はー!
チックショー!

少なからずショックを受けて帰った私 妹にそのことを愚痴ったら
「そりゃグルタミンを聴きに通ってるようじゃヘソ曲がりでしょ」

?!!Σ(◎Д◎;)


…打ちひしがれても良かですか
 

『ジェット・スパイス』グルタミン


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