カタルシス
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2004年01月20日(火) |
ロックンロールミュージックが聴こえてくる |
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今日観たのは『ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ』
性転換手術に失敗し残ってしまった1インチを股間に納め 主人公のヘドウィグはステージに立つ 派手なメイクに女の格好 バンドを従えて激しくロックをかき鳴らす
妹は性転換した女性(元男性)が率いるバンドのロードムービーだろ思って借りてきたそうだが そんな感じの話ではなくて 何というかこう
短いドラマがおまけでついてるミュージッククリップ集 みたいな内容だった
とにかく歌うわ歌うわ 上手いわ上手いわ 曲はカッコイイし歌詞も良いんで聴き応えがある サントラ買っても良いかもってくらいに イイ!
何かこれオフ・ブロードウェイのロック・ミュージカルを映画にしたもののようで 主演や助演は実際の舞台で歌って踊っていた俳優陣が演じている とにかく迫力はホンモノっぽい
監督・脚本も兼任している主演のジョン・キャメロン・ミッチェルがまた 妖艶な女性の仕草を滑らかに魅せていて メイクを取っても女の人みたいだったので 妹なんかは「ホンモノ(の性転換者)?」と疑ったほど
東ドイツに生まれた少年が 米軍放送でロックに目覚めミュージシャンになる夢を持つ 自由を求めて国を出る際の代償に 受けた手術で残された1インチの遺物 男でも女でもない体と心を持ったまま 彼は歌いつづける
“ヘドウィグ”は完全なる創作のキャラクターで実在する人ではないが 誰もが想う“自分の片割れ”を人一倍強く追い求め 探しつづける愛の人なのである
物語としてはヘドヴィクの半生を音楽に混ぜて語ってる感じで “自分の片割れ”はまだだけど“自分自身”は見つけられたような終わり方をしてた
まぁ 物語がどうこうっていうよりは 音楽が良かったと ミュージックDVDと思えば かなりデキの良い作品だと言えるんじゃないかな
本日のテーマは 愛とロック!
『ロックンロールミュージックが聴こえてくる』BAMBI
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