カタルシス
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ロシア映画『動くな、死ね、甦れ!』を観た 1989年の制作だが全編モノクロで撮られた作品だ 原題は『ЗМРИ, ОУМИ, ВОСКРЕСНИ!』と書かれていたので おそらくは直訳の邦題がついているのだろうと思うが 何とも強烈な印象を受ける
物語の舞台は第2次世界大戦直後の極東ロシア 収容所のある小さな炭坑町スーチャンで暮らす12歳の少年ワレルカと少女ガリーヤが 幼いなりに逞しく生きている様が描かれていた 1時間45分と長めではあったが なかなか可愛らしい2人の姿と 相反するようなシビアな現実を淡々と映し出している これといった盛り上がりが何もなかったにしては 眠くもならず興味を持って見続けることができたのだが 最後の思わぬ展開にはあ唖然としてしまった 「え? …ええッ?!」 って感じ もう そうとしか言えない(苦笑)
収容所には日本兵もいて 劇中何度か歌われていた日本の民謡
♪ 土佐の高知の播磨屋橋で 坊さんかんざし買うを見た よさこい よさこい ♪ 月が出た出た 月が出た…
どうやら『よさこい節』と『炭坑節』のようだが 何でこの曲が使われたのだろう? 舞台が炭坑だったから『炭坑節』は無理やり理解するにしても 『よさこい節』は何でだ? 更にはどうしてそのシーンで使うのか? という不思議な場面に合わせてある その辺の疑問は大いに 大いに残った
日本映画のワンシーンで突然トロイカを流すのと変わらない気がするのだが…
どう解釈するのかよく解らない作品 かも
ワンポイント:主人公?ワレルカ少年は 芸人「ますだおかだ」の増田くん似である
『黒い瞳の』ロシア民謡
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