カタルシス
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2003年12月02日(火) |
芸のためなら女房も泣かす |
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『シャンプー台の向こうに』を観た
新宿TSUTAYAには“アラン・リックマン”の棚がなかったから“ジョシュ・ハートネット”のスペースから引っこ抜いて来たんだけど 映像的にはジョシュ多目でも内容的にはリックマン氏が主役だったなーと思ったり思わなかったり 『Dark Harbor』を何度も観た所為か すっかりリックマン氏の声が耳にインプットされている自分に ややウケ気味だったのは確か(笑)
内容はヘアサロン選手権を軸に繰り広げられる人間模様とでも言いますか 米英辺りのカリスマ美容師が集まって技術とセンスの一番を決める みたいなド派手な大会が毎年あって イギリスのとある田舎町がその開催権を手にしたところから話が展開してくのさ で 父(リックマン)と息子(ジョシュ)がやってる理容室と 母と元モデルがやってる美容院が 複雑ないきさつを乗り越えて手を組み参戦するというもの 原題の『BLOW DRY』は実にストレートなタイトル
物語的に 映像表現的に 優れていたとはとても思えなかったけれど メインになってる“家族の事情”がシリアスなのにどこか滑稽でシニカルな 英国映画っぽさを押さえていたのは個人的に◎〜♪ そしてリックマン氏が無駄にカッコイかったです 白血病に悩む母(ナターシャ・リチャードソン)も奇麗な女優さんで素敵でした テンポも良かったしそれぞれの役者にスポットが当たってて小気味の良い作品ではあった 出演者に好きな俳優がいる人にはおすすめできるよ
ジョシュ以外は英国人役者で埋まっていた模様 一緒に観ていた妹曰く「ジョシュのイギリス英語結構上手かった」らしい 彼はアメリカ生まれのアメリカ育ちなんだけどね 誰か身内に英国人がいるのかな?
にしてもジョシュ・ハートネットには全く触手が動かんかった… 人気ある人なのになぁ(苦笑)
昨日は『プリシラ』を観てたんだけど これがまた面白くって! 内容? 全然内容なんてなかったです(笑)
3人のゲイ… っつーか“オカマ”なんだよね 同性愛者ってだけじゃなくて女性的人達なの 一人は性転換しちゃってたし で その彼らがいなか町までショーの巡業に行くってロードムービーなんだけど バス一台買い付けて来てロケバスみたいに内装変えちゃって 大の男がきゃあきゃあ姦しく砂漠を疾走していく変わったロードムービーだった
主演はヒューゴ・ウィービングやガイ・ピアーズがしてて 女装するときはもうド派手なメイクに突飛な衣装を身に付ける訳さ 性転換してる一人を除けば 普段は普通の格好でノーメイクでいるし 体つきはしっかり男性なんで 黙ってりゃ解らなさそうな感じなんだけどね 喋ると声の抑揚や仕草なんかが いちいち艶っぽい そこが良い!
そして10年前の作品ということだけあって ヒューゴが若い!つるつる!! そして可愛い!!! エージェント・スミスや エルロンド・父とは 思えぬキュートさ!
「いやー!ヒュゴさん 素敵ー!!」o(>▽<)o はにかんだ表情の彼に悲鳴を上げる姉妹 いやホント マジですってば
物語の大スジは 都会のショービズ界でゲテモノ扱いされていると言っても 保守的ないなか町で受ける差別や偏見と比べたらどうってことない まだまだゲイ(オカマか?)は一般に受け入れてもらえない存在だってことが身にしみて解ったわ でも そんな私たちを愛してくれる人だっているのよ!負けるもんですか! ってのが主旨なんじゃないの? …え 違った?(^^;)ゞ
見どころはヒューゴさんの若さと愛らしさと滑らかな動き ダンスの練習してるときの腕とかスゲー色っぽいス! 髪があんななんでヅラなしの女装は相当コミカルだったけど(苦笑) ガイ・ピアーズの ごっつ男らしい体形なのにナヨっとした動作とか 逞しい女装姿なんかはコミカルなアクセントになってたし 唯一性転換してる役のテレンス・スタンプは 本物みたいな女っぷりで圧巻だったよー あんなオバさんいるってホント
と 言うわけで2作とも私的には ぐー☆な感じっシタ!
『浪花恋しぐれ』都はるみ&岡千秋
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