カタルシス
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2002年06月23日(日)  はかまいり 

昼前に六本木で待合わせをして専称寺というお寺さんへ行った。
毎年この時期になるとこの場所で沖田総司の法要が執り行われるのである。

時間通りに行けば墓参の他に読経と焼香に参加できるが、面倒なので読経は毎年スッ飛ばす時刻に到着するようにしている。少々不真面目な墓参者かも知れないが特に咎められたことはない。
沖田の墓はこの時にしか一般公開されないので墓参がしたければこの日を狙って来る他がなく、近年のブーム?によって墓参客の数は毎年増える一方のように思われる。一昨年あたりに先代のご住職が他界された後は、特に公開に関する規制が厳しくなり 献花も供物も持ち込み禁止となった。
持って来るな とは言われていないが、持ってきても持ち帰れ と断言されれば、誰だってわざわざ用意などしては来ぬというものだろう。

沖田を慕って訪れる客に寛容だった先代と違い、現職の住職はどうもこういった者たちを面倒に思っているようだ。肥大化したファンの人数に嫌気が差したのかも知れないし、その素行・行状に不快感を募らせているのかも知れないが、とにかくここ数年の行き心地の悪さと言ったら失笑ものなのである。

でも、この日しか墓参ができないので 仕方なく行く。

寺側は、できることならこんな祭事に関わりたくはない といった雰囲気なので、主宰の大出氏(新人物往来社で幕末関係の出版物を担当している古老。かなりの趣味人だと思う…)が元気でいるうちが華だろうなぁ… と常々思っている。

そんな訳で今年も墓参に行って来た。本当は午後からの講演会を聞いて帰るつもりが久しぶりに会う面々との会食に時間を費やしてしまい、結局 会場にも行かずに次の予定をこなすために その場を離れることになってしまった。
あーあ、好きな歴史家さんが話す日だったのにな(苦笑)



次の予定とは渋谷ON AIR EASTでのイベント。全面改築のためにしばらく閉鎖されるというので、リバイバルの前祝いのような企画が数日に渡って行なわれているのだ。その中の1日が今日、23日。

先週はピスキッズのグランドフィナーレを向かいのWESTで見てきたが、今週はEAST。目当てはブルームさんだったが、他の出演には CHARCOAL FILTER、ジァイアントステップ、ハックルベリーフィン、ドミンゴスといった一度は耳にしたことのあるアーティストばかり。どの人達にも興味はあったし、中でもドミンゴスは何度かステージを見ていて好きになったアーティストなので、お目当てそのものがスカっても別の部分で楽しめそうな気がした。

今回は「アコ」だと聞いてしまったので、
「この面子でアコって彼らだけじゃないか〜ぁ?」と嫌な予感があったのだ。
それも薄々どころじゃなくね…

実際に予感は的中で、他が全てバンドでガンガン演っている中 彼らはアコースティックで小ぢんまりとしたステージを披露した。別にアコースティックが嫌いな訳ではないが、TPOというものがあるんじゃないのか?!と。

絶対おかしいだろ ここでアコって。
間違いなく浮いてるだろ アンタ方。
またもや「あイタ〜…」と顔を覆ってしまった。

このヘコみをトリのドミンゴスで回復させて、大阪のピスキッズへ行ってしまった友人から届いた「ピス最高だったよ!」のメールに
「ドミ最高だったよ!」と返信。
「…ブルームは?」の質問にも「一休さん(ドミVo.)超カッコ良かったわ!!」で返したら
「…(苦笑)」の返答だった。

みなまで言わすべからず。(--;)


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