カタルシス
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最近朝のTVを見るようになったおかげで日曜日が長い。実に有意義。(笑) ビデオ屋に通っている経緯から毎週の決まり事となっているビデオ観賞の『今日の1本をご紹介〜』のコーナー。
今回の作品はその名も『トワイライト・ランデヴー』。先週見た『永久の恋人たち〜バタフライ・ラヴァーズ〜』の主演2人と監督が一緒だったので棚から引き抜いてみたら、前回見たのとはうって変わってコメディ風。ああ、こうでなきゃツイ・ハーク♪ と思って実は楽しみだったのヨ(^^) では、あらすじです。
七夕祭りの夜、「恋人ができますように」と願をかけに来る若者たちの中に広東オペラの女優を目指すヤンヤンと銀行員のゲイウェイがいた。祈場の各所で顔を合わせるお互いの印象は最悪、おまけに相性まで悪いと出た。何の関わりも持たずに過ぎていくハズだった2人の運命をつなぎ合わせたのは、皮肉にもゲイウェイの死。強盗に殺され幽霊となって現れた彼はタイムスリップして自分が殺されるのを阻止してもらいたいとヤンヤンに頼みに来たのだ。何で私が?と断ろうとするのを半ば強引に説得し、仕方なく承諾した彼女を連れて幽霊は時間をさかのぼってゆく…
みたいな? 人間関係や設定が強引で滅茶苦茶。イイ感じに香港系(笑) 主演女優のチャーリー・ヤンは何故か今回も男装で登場。時代は 『永久の〜』が東晋時代(318〜420年)の完全古装片だったのに対して、電気が普及し始めたくらいの頃。全くのオリジナル設定のようなので正確な時代は解らないけど、人々がまだチャイナ服を着ているようなノスタルジックな背景だ。弁髪じゃなかったから清朝まではいってない感じかなぁ?中国文化の具合でいけば一番好きかも知れないあたりの時代デス♪ にひひ。
前回その綺麗さにびっくりしたニッキー・ウーは、更に美しさを増していて出てくる度に「うへぇ〜…」 と感心する有り様の私。チャイナ服にきっちり整った髪、まん丸眼鏡、外出時にはツバのついた帽子… ぐぅ、ツボ突かれまくりのアイテムにすっかりヤられてしまいました〜 p(≧▽≦)q 呉奇隆!
設定もなかなか面白くて、幽霊は幽霊でも「電気の幽霊」なんだ。電柱の近くで死ぬと魂が電柱を通じて電気の世界に行っちゃうの。現れるためには電源がないといけないんだけど、まだ普及しきってないから電源のありかは限られている訳で、その辺が後半微妙なポイントになっている。電気の世界にいる間は時空が緩んでいるから急に動くと身体がバラバラになってしまうという訳の解らない設定もありまして、早口で喋ろうとして口が落ちちゃったり、それを拾うために何日もかかったりする。まぁ、タイムスリップできるから そこでのロス時間は後で取り返せるなんていうご都合主義なところも拍手ものなのだ(笑)つじつまの合わせ方が尋常じゃないのよ。それを大まじめに演じている主演2人の姿をコメディと言わずして何をコメディというのか。
初めは嫌々つき合っているヤンヤンだけど、元来の人の良さからか 何度も殺人阻止に失敗しているうちに段々ゲイウェイに移入していっちゃって、ムキになっていく。逆にゲイウェイの方はこんなにやってダメということは、やはり運命は変えられないのか…と半分諦め入ってくる。そんな彼を叱咤激励しながら頑張っちゃうヤンヤン。その姿に惹かれていくゲイウェイ(幽霊)。って感じ?
彼らの他にも出演者の中には見知った顔がチラホラ。一番目立っていたところでエリック・コッという人が出ていて、私的には大喝采!日本にも多くのファンがいるコメディアンの彼は、とにかく可笑しい。動きや表情や声。特に声は声だけでも彼だって解る個性的な声をしてて、以前『星願』という映画を観に行った時に彼の出演を全然知らずにいて、声を聞いた途端「どこかにいる?!」って探したくらい。いや、思いっきり出ていたんだけど、真面目な役だったんで彼だと気付かなかったんだよね…。そのくらい変なキャラの人なのだ。あとは、『少林サッカー』の長兄が出てたな(笑)
こんな感じで昼を過ごし、夕方からAnalog Machineのライブへ。会場が表参道FABだったので奥のロイホで待ち合わせた友人とごはん済ませてから出陣。会場へ入ったらBBSの面々が数人いて「あら!今晩和♪」。やっぱり何か心惹かれるものがあるのね(笑)今夜も彼らはカッコ良かったよ。うん。 そんな中、友人Mさんは特にハマってしまったようで、「1人でも行く!」とツアー残りのスケジュールを確認していた。私も優先の1番目ではないけれど、都合のつく日は行こう〜♪っと思ったもの。彼らの引力圏内に入った模様。最近好きなものが増えて大変だぁ。(^^;)ゞ
アツい夏の始まりだー。
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