カタルシス
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2002年05月12日(日)  にちようび いろいろ 

今日は母の日だ。
しかし、法事でいなかの岩手に行っているので母は不在。
結婚記念日だー 誕生日だー と立て続けに母イベントがあるので毎年この時期を面倒くさがっていたが
いなければいないで 何やらつまらない気になるものだ。ふむ。

最近の週課である「朝のテレビ」も問題なく見れたし、天気も良かったので洗濯や掃除に時間を費やす。
何の予定も入れずのんびり過ごすことにした。

実は用事が全くなかった訳ではない。と、ある友人に『周恩来展』に行かないかと声をかけられていて、今日はその展覧会の最終日だった。でも、面倒になったので行くのをやめた。
他にも、年に一度の『土方歳三忌』の執り行われる日でもあった。
毎年この時期になると土方の生地である日野の石田寺で法要があり、その後 土方を祀っている高幡不動に場所を移して講演会なるものが開かれていたりする。毎年様々な作家や歴史家を招き、土方について語って貰うのだが、これが結構 独断と偏見の弁論で 話し手によっては聞くに絶えない思い込み論だったり、想い入れが先走って支離滅裂な発表だったりするので、ただでさえ歴史がらみの友人には討論好きの思想家が多いのにこの期に及んでプロの作家からまで個人的な想像論を言い聞かされるのはうんざりだ。と、足は遠のき気味である。
なので、事前に講演者が誰なのかを調べて 興味の湧かないテーマや好まない話し手であれば講演会へは行かないことにしている。ついでに土方の場合は行く気になればいつでも墓参が可能なので法要の方もパスすることが多い。要するに最近は行っていない。

去年は講演者が好きな歴史家さんだったので珍しく行く気になり、友人と二人で日野〜高幡不動までを車で遙々参加しに行ったのだが、年々増えているらしき幕末フリーク?まぁ、若い幕末ファンの人達のことだが、その走っちゃってる加減に引き気味の自分がいた。うう、以前は自分もあんなだったんか?嫌だ嫌だー!

何年か前から日野の『新撰組パレード』という催しが日程を合わせるようになり、ますますマニアック色の濃いイベントと化してきた。パレードの列の中に居るなら許すが、ダンダラの浅葱羽織に袴姿でリュックを背負って町中を闊歩するのは勘弁してくれ… 幕末好きとして恥ずかしい(涙)
この日は月に1日のみ開館する土方歳三記念館も日程を合わせるものだから、日野は妙な輩で大騒ぎになるのだ。歴史つながりの友人と久々に会えるのは嬉しいが、そんな浮かれ過ぎた場面に出くわすと どうもブルーに沈んでしまう。素直に盛り上がれない自分が悪いのかも知れないが、あれらとご一緒できない自分を改める気はサラサラない。

好きも勝手 嫌いも勝手の世界なのだから、これで良いのだ。

と、いう訳で 今回の講演者にアンテナの立たなかった私は土方の墓参をあっさり蹴った。言わせてもらえば墓参という行為は大勢でワイワイ行くようなものではないだろう。もうちょっと感慨にふける雰囲気があっても良いような気がする訳で。

そもそも親族でも何でもない人間が余所様の墓に参るというもの少々おかしな話なのかも知れない。しかし、彼らくらいになったら頭に超のつく有名人だ、その辺は親族の方にも納得して頂くより他はないと思う。イベント化しているのは個人的には好ましく思っていないけれども、ファンだったら墓参したいと思うのも解るし、もしも個々の行状の悪さに困った末、大勢でまとめての法要を企画したのであれば、それもまた仕方のないことなのかも知れず、増上寺のように錠を降ろされていないだけマシと思うべきなのか、微妙なところだ。

天気の良い日曜日にうちでのんびり過ごしながら、そんなことをボーっと考えていた。
「あ、もしかしたら函館の五稜郭祭もこの週末だったのかな?また機会があったら行きたいなぁ 五稜郭祭。」
とかね。

夕方思い立ってビデオ屋に行く。実は最近気になって探しているビデオがあるので、品の入り具合をのぞきに行った訳。すると、目的のモノはしっかりあった。しかし、只今貸出中の札がかかっている。 あらら、ないんじゃ仕方ないなぁ。
と、ボヤきながら 内心ホッとした部分もあったりして。何でって、探してたモノって『百獣戦隊ガオレンジャー』のTVシリーズ版だったから。何でそんなもん見たいのかって?

聞かないでくれ… (--;)


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