ユニクロで一年働いたライターさんのレポ。 産業スパイみたいで面白い。
苗字を変えるために、奥さんと一旦離婚して、奥さんの籍に入る。 履歴書には「自営業」と書き、仕事内容については「ネットで注文を受け、納品する仕事です」と答える(ライターの仕事は、ネットで記事を送るので)。
新しい名前で呼ばれても、しばらく気づかず、しばらくして「俺のことか!」と振り向いたり。 うっかり、自分の前の苗字を伝票に書いてしまって、慌てて消したり。
50代で、未経験のアパレル販売バイトをしているだけでもアヤしい。だから、英語ができることは黙っていよう思い、どれだけインカムで「英語対応のできる方〜」って連絡が入っても無視。
しかし、目の前のお客さんに英語で話しかけられて、思わず英語で返してしまう。 そして、翌日には店舗内で「マスオさん、英語ペラペラなんだって」と話が広まってしまう。
毎週店舗に貼られる「部長会議ニュース」を「これが柳井社長、直々の言葉…!」って、ワクワクしたり。
「スパイは孤独」って言うけど、ライターさんの場合、好奇心が満たされていくというのがあるので、大変だろうけど、楽しそうに見える。
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