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やすみ日記
梅子
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2017年02月05日(日)
「逆境を乗り越える技術」(佐藤優・石川知裕)

うつ病の対処法が現実的。
「会社のマニュアルに沿うとクビにされるから絶対ダメ」
「すぐに薬を出す医者はダメ。話をじっくり聞いてくれる医者を探せ」「深い相談のできる友達を5人持て」
「がんばれは同調圧力。俺がやってるからお前もやれということ」

「うつから社会復帰してる人は、以前より20%仕事量を落としてる」
「会社は基本的に上の味方。何かあった時に上司に相談しないほうが良い。上司は自己保身を考えるので、しっぽ切りされる。直接上下関係のない「斜め上」の先輩と友達になると良い」
すごく分かる!

「公安警察に逮捕された会社があったけど、証拠デタラメで、釈放された。
公安も定期的に誰かを逮捕しないと予算削られてしまうから、杜撰な操作をやることがある。
その会社は、真っ先に銀行が逃げ出して、業績が傾いた」怖いな。

尋問を受ける時。
「説明してしまうと防御の手の内を晒してしまうからダメ」
「嘘もダメ。ついた嘘を記憶しておかないといけなくなるから」

外交官時代。
「ロシアに居る時、ロシアの通貨で、地元で買える物で生活していた。ロシア人の生活が皮膚感覚で分かるので、情報の仕事をする上で大事」

「付き合いたくない奴は、割り勘にして、だんだん高い店に行く。しまいに誘われなくなる」

「外交官という仕事柄、社交的と思われてるが、本当は一人で本を読むか、猫と遊んでるのが好き。心許せる友達は数人」

「丸暗記とか面白くない勉強をする時は、時間を区切って短時間。自分の知らない分野を勉強して『面白い』と思うことを重視。決して強制されてるという感じにはしない」
「自分よりちょっとできない人が居るクラスで勉強したほうが、語学は伸びる。」

「小説を読むのは役立つ」
これ分かります。自分が生きてる範囲で出会う人って限られてて、自分と立場の違う人の話を聞く機会って少ない。小説はそれを感覚的に知るのに役立つと思う。

「『落ち込んでる友達に声をかけていいか分からない』って人がいますが声をかけた方がいいです。僕は逮捕された時、声をかけてもらって嬉しかった。
逆に一番先に離れていった人が、復帰した後『実は心配してました』って寄ってきたけど、支援は目に見えなきゃ意味ない。」

「過去のことはしょうがない。将来のことは現在の組み立てによって変えることができる」って、私にはありがたい言葉。