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やすみ日記
梅子
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2016年11月15日(火)
京都ヒストリカ国際映画祭

今年も、11作品9日間、ボランティア・ライターに行きました。
それ以外に2作品、見ました。

「秘密が見える目の少女」児童文学原作。
北欧の森や城の美しさ、意外とドラゴンが素早くて怖い、とか見所いっぱいでした。
なぜドラカンを最初見た時、本性見抜けなかったの? 
ドラカンは、超能力者を呼んだら自分の悪事がバレるのに、なぜ呼んだ?
他の人と違って、秘密を意識の深層に隠しておける自信があったのか?
それとも、超能力なんてインチキと思ってたのかな。
原作読んだら分かるのだろうか。

「ウルスリのすず」
スイスの山が美しい。ヤギ可愛い。狼の演技が凄かった。
児童文学で狼が良い役って珍しい。
自然が厳しすぎ。鈴が小さいくらいのことで、日暮れ時に一人で山に行かないで! 危険よウルスリ!
村人たちは痩せて老けてるのに、村長と聖職者は太ってる。儲かってるのね…。
チーズをネコババする男が村長って、もうちょっと良い人材いなかったのか。

「ホームズマン」
メアリーは現代に生まれてたら、性格イケメンだし行動力あって優しいので、女友達に囲まれて楽しく暮らしてたかもね。
けど19世紀には居場所がないという。だいぶ、心が折れた。

「忍びの者」
前日も、当日の解説でも「原作が赤旗連載だからプレタリアだよ!」と聞いていたのですが、見てみたら、主人公は好き勝手に行動してるような。主人の女とできちゃって里を追い出されたのに、また別の女に一目惚れして任務放って結婚するし。「あーあ。嫌になっちゃったな」って。
それは耳を削がれた忍者が、言いたいセリフですよ!

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11月8日、便利堂本社の「鉄斎と便利堂」展。
富岡鉄斎の原画とコロタイプ複製があって、入場無料。

大正時代出版の画集とかも、触って見ることができました。
ギャラリーの隣の部屋には古い印刷機。
鉄斎先生、部屋が汚くて親近感わく(笑)
原画とコロタイプ印刷、間近で見ても違いが分からない。

小酒さんに「やすみさんが洋服姿とは!」と驚かれた(笑)
部屋全体だったら、写真を撮ってもいいそうです。

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8日ゲストのアーロン・ヤマサト監督は、 「君の名は」「シン・ゴジラ」「デスノート」(最新版)をもう見たそうです。
早い!

「ハワイはコスプレが人気」
「アメリカでコミコンという人気イベントがあるけど、ハワイにもハワイコンっていうのがあって、『アップルシード』を手がけた荒牧伸志がゲストに来るんだよ」とおっしゃてた。

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ヒストリカ トークメモ

「忍びの者」。
百地三太夫役の伊藤雄之助さんが、咳き込んでセリフを言うので、山本薩夫監督が「どうした?」と聞くと「史実を調べたら、百地は労咳を病んでた」って言う話に笑った。
監督は「聞き取りづらいから普通に喋れ!」と言って、その後普通にセリフを言ったそうです。

「くノ一忍法」。
中島監督が「エロ忍法でデビューしてしまったから、その後、真面目な作品の企画が通らなくて通らなくて! 週刊誌に叩かれ親友から絶好と言われ」と、撮影時の苦労を語ってらっしゃった。私、中島監督は「序の舞」のイメージでした。

「伊賀忍法帖」。
殺陣師の方が、ある人をディスってたので、HPにそのまま載らないと思う(笑)
火事で死にかけたり、ターザンで死にかけたり、撮影は危険がいっぱい。

「豪傑 児雷也」
活動弁士・坂本頼光さんが、フロックコートに蝶ネクタイという、クラシカルな出で立ちだったので、イラストでメモってます。
坂本さんは、一昨年の「キートンのセブンチャンス」も担当されたのですが。
台本は、弁士がオリジナルで用意するそうです。なんと!

「ホームズマン」
5分間の撮影可能タイムがありました。
フランスの配給会社から来たデータ、暗号失敗して開けなくて、ブルーレイでの上映になったそう。そんなことがあるんだ!?