「伝統芸能に学ぶ〜大阪の狂言にしたしむ〜」(難波市民学習センター)に行ってきました。 講師は善竹隆司さん、隆平さん兄弟。まず、狂言「しびり」の上演。8分くらいの短いお話で、面白かったです。太郎冠者がお使いに行きたくないばっかりに「足がしびれた」って嘘をつくんですけど、その言い訳が「兄弟が多くて、父母は相続させる物がないので、私にはしびりを相続させたのだ」って、そんなわけないだろー!(笑)主人も「そうか」と言って、額に塵をつけておまじない唱えるし(当時の民間療法らしい)、ほのぼのしたバカバカしい話です。 その後、舞台に立って、構えとすり足を教えていただきました。構えのまま発声すると、膝がしんどくてぷるぷるしそうです(笑)ただ立ってるだけでも、力要りますねー。 あと、せりふと謡いの発声。蝸牛の「でんでん虫々〜♪」とか、何度も謡ってると楽しくなってきます(笑) 扇を使った表現、のこぎりやお酒、ふすまなどを実演してくださいました。隆平さんがお酒飲んでる横で、隆司さんが「早う飲め」「静かに飲め」とつっこんではって、面白かったです。 お兄さんの隆司さんは、始終にこにことわかりやすく楽しい解説をしてくれはって、弟さんは憎めない太郎冠者を愛嬌たっぷりに演じてはりました。 最後は狂言「清水」。これも、お使いに行きたくない太郎冠者の話。今度は「鬼が出た」って嘘をつくのですが、主人が現場に行ってくると言いだしたので、太郎冠者が鬼に化けるっていう。 1時間半、あっという間で楽しかったです。参加者は女性が多かったですね。若い方も多い。「動きやすい服装」って書いてあって、周りはジーパンの方が多かったです。
新日曜美術館「日曜美術館30年展から」が、今晩8時〜NHK教育にて放送されます。田中一村、横山操等が紹介されますので、ご興味がおありの方は是非。http://cgi4.nhk.or.jp/hensei/program/p.cgi?area=001&date=2007-03-11&ch=31&eid=5708
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