本日の感想文。

2005年08月21日(日) 【映画】妖怪大戦争

冗談で見に行ったつもりだったのですが……。
やられました! (^0^; 日本映画史に残る傑作映画と言っておきます!
妖怪大戦争というよりは、妖怪大祭り! 
非常にレベル高い!

笑いあり、涙あり、悪のりあり、遊びあり、ほのぼのあり、情感あり……。てんこもりの映画でした。
こうなると、いかにもメイク、いかにもぬいぐるみの妖怪たちも笑えてきます。
キャラクターもいい味出しています。
【北の零年】で、トヨエツいいなぁ……と思っていたのですが、今回の加藤もいい味出しています。出番は多いわけではないのですが、お面のような無表情具合がいいです!
また、ポイントはじっちゃんですね。やや痴呆気味なのですけれど、この作品にいい味添えています。
子役も演技うまーい! しかも、食べちゃいたいくらいかわいい美少年!
いじめられっ子の情けない子がヒーローになる話かと思いきや、実は彼、たいした力にはなっておりません。(笑)

悪を倒すのは、結局は庶民の小さな力がより集まって……といういかにも日本的なノリで、ハリウッドにはない不思議なエンターテーメントになっていたと思います。
最後の落ちがわかりにくいかも知れませんが、私は大笑いでした。(^0^;
なんせ、指輪の消滅シーンを思い浮かべてしまいまして、余計に受けました。

戦いが終わってからのラストは、あれはなくてもいいのでは? と思った。
次作を考えての演出でしょうか? やや説教臭いなと。
というか、日本の妖怪というのは、説教臭いところから派生してきているので、やむなしかも知れません。
つまり、してはいけないことをしたら、妖怪が出てきて罰を与える……て感じ。
もったいないおばけ〜みたいなもんですね。

かなりギャグもあったのですけれど、非常に高度にナンセンスで、笑いが止まりませんでした。
おそらく、老若男女とわず、日本人ならば皆笑うだろう! というノリです。
レベルの高い創作陣が遊べば、これほど楽しくて笑えるものになるんだなぁ……ということで、この夏、ペンギンとともにオススメの作品です。

ストレスが溜まっている人は、絶対に見に行きましょう!

えっと、ちょっとネタばれで笑えたところ。
いきなりの字幕攻勢/小豆は体にいいじゃ(うろ覚え。ちょっと方言、日本語が温かかった)
いきなりの字幕攻勢/けして真似をしないでください。(誰も真似できん!)
絶対にあり得ないアナウンス/はねだ〜、はねだ〜♪
イッタンモンメにたいする「キタローの前では」発言。
小豆洗いのマイペースぶり。
ろくろ首の「ちょっと首かしただけ」雪女の「この季節はちょっと」発言。

いやはや、爆笑の渦です。(^ー^)
本当に皆さん、楽しんで作った映画って感じです。
いかにも日本らしい映画ですから、逆に海外でも公開してほしいですね。


 < 過去  INDEX  未来 >


姫 [HOMEPAGE]

My追加