冗談で見に行ったつもりだったのですが……。 やられました! (^0^; 日本映画史に残る傑作映画と言っておきます! 妖怪大戦争というよりは、妖怪大祭り! 非常にレベル高い!
笑いあり、涙あり、悪のりあり、遊びあり、ほのぼのあり、情感あり……。てんこもりの映画でした。 こうなると、いかにもメイク、いかにもぬいぐるみの妖怪たちも笑えてきます。 キャラクターもいい味出しています。 【北の零年】で、トヨエツいいなぁ……と思っていたのですが、今回の加藤もいい味出しています。出番は多いわけではないのですが、お面のような無表情具合がいいです! また、ポイントはじっちゃんですね。やや痴呆気味なのですけれど、この作品にいい味添えています。 子役も演技うまーい! しかも、食べちゃいたいくらいかわいい美少年! いじめられっ子の情けない子がヒーローになる話かと思いきや、実は彼、たいした力にはなっておりません。(笑)
悪を倒すのは、結局は庶民の小さな力がより集まって……といういかにも日本的なノリで、ハリウッドにはない不思議なエンターテーメントになっていたと思います。 最後の落ちがわかりにくいかも知れませんが、私は大笑いでした。(^0^; なんせ、指輪の消滅シーンを思い浮かべてしまいまして、余計に受けました。
戦いが終わってからのラストは、あれはなくてもいいのでは? と思った。 次作を考えての演出でしょうか? やや説教臭いなと。 というか、日本の妖怪というのは、説教臭いところから派生してきているので、やむなしかも知れません。 つまり、してはいけないことをしたら、妖怪が出てきて罰を与える……て感じ。 もったいないおばけ〜みたいなもんですね。
かなりギャグもあったのですけれど、非常に高度にナンセンスで、笑いが止まりませんでした。 おそらく、老若男女とわず、日本人ならば皆笑うだろう! というノリです。 レベルの高い創作陣が遊べば、これほど楽しくて笑えるものになるんだなぁ……ということで、この夏、ペンギンとともにオススメの作品です。
ストレスが溜まっている人は、絶対に見に行きましょう!
えっと、ちょっとネタばれで笑えたところ。 いきなりの字幕攻勢/小豆は体にいいじゃ(うろ覚え。ちょっと方言、日本語が温かかった) いきなりの字幕攻勢/けして真似をしないでください。(誰も真似できん!) 絶対にあり得ないアナウンス/はねだ〜、はねだ〜♪ イッタンモンメにたいする「キタローの前では」発言。 小豆洗いのマイペースぶり。 ろくろ首の「ちょっと首かしただけ」雪女の「この季節はちょっと」発言。
いやはや、爆笑の渦です。(^ー^) 本当に皆さん、楽しんで作った映画って感じです。 いかにも日本らしい映画ですから、逆に海外でも公開してほしいですね。
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