本日の感想文。

2005年08月14日(日) 【映画】鋼の錬金術師

テレビで3回ほどしか見ていないという無謀さで、映画を見に行くとは!(^0^;
前回の【ガンダム】に続く暴挙かもしれません。

えっと、私が知っているのは、エドとアルが兄弟で……ってことくらいです。
あと、弟が鎧になってしまっていたとか……。
これだけの知識で見ても、まずは楽しめる映画であることから、合格点でしょう。
おそらく、よく内容を知っている人が見たら、けっこう笑えるところとかがありそうです。
あっちの世界での敵がこっちの世界では味方だったり……、などがありそう。
設定も非常に凝っていて、ドイツ好きな人にはツボなのではないでしょうか?
ちなみに私はさほど詳しくはないのですが、詳しい人が見たら二度おいしそう。

あ……。
つまり、私は三粒おいしいところを一粒しか味わっていないような……。
でも、それでも十分かも知れません。
ちなみに、一緒に見た【亡国のイージス】も、原作知らなきゃ味わい半分? ってなところがあり、この日(実は木曜日に見ました)は、頭を非常に使う映画ディになりました。(笑)

残念だったのは、やはり人と人とのつながりが描ききれていなかったかな? ってことです。
もちろん、私が予備知識無しってところも影響しているのですが、弟ではないもう一人のアルやノーアなど、あと悪役の心情も今ひとつだったかな?
背景が重たいだけに、ちょっと心が軽すぎるような……。
恋人との永久のわかれに、あっさりと納得するところとか……。逆にもう一人のアルの死に、ちょっとわざとらしい反応(?)
出会いの喜び、別れの悲しみを、どうして表現したらいいのか戸惑っている気すらしました。
きっと時間が許せばもっと描けたのだろうなぁ……とは思いますが。

いずれにしても、こうした原盤ありな作品は、それだけを見てごちそうさまになるのではなく、どこかファン・サービスな遊びがあって楽しむものかな? と思います。
指輪の時も、「旅するメンバーが9人は多すぎる、減らそう」などという意見もあったそうで。
そうなれば、メリーとピピンは合体してメリピピとなり、レゴラス・ギムリあたりは出番がなかったかも? う、原作ファンとしては怖い。
同じことを執筆でいえば、シリーズ物の二作目なんかがそうですよね。
【エーデムリング物語】を読まなくても【陽が沈む時】を読めるように書いたのですが、一作目の読者へのサービス・シーンを入れましたもの。(^ー^;
おそらく死んだ父親のことなんて、もっとはしょったっていいお話だったと思います。
(セルディの葛藤には不可欠要素ですが)

ということで、味わいは三分の一だったとしても、大いに興味を持たされて「原作読みたい」「わからないところを納得したい」と思わせることも大事かな? などと思います。
続編は、どうやら爆弾探索話になるのかな? 見に行くと思います。(^ー^)


 < 過去  INDEX  未来 >


姫 [HOMEPAGE]

My追加