| 2005年03月16日(水) |
恵まれている人は幸せか? |
すっかりフランス語にはまっていて、英語がますます不真面目になってきています。(笑)困ったものです。
今日も授業を受けてきました。(^−^) 私が一番うるさい生徒かもしれません。時々うるさい! と怒られています。 つい、日本語がでちゃうんですよね。 「じゅすぃ・えーーーと、うーーーんと、あ、ちがった」 みたいな感じで、間に余計なものがいっぱい入っちゃう。 照れ隠しなんだと思うのですが、ついやってしまうんですよ。
そういえば、旅先のホテルの人が、 「日本人がよく言う言葉は「えーと」だ」と教えてくれました。 たぶん、ホテルで英語で話そうとして、頭を悩ませて、えーと、うーんと、を繰り返してしまうんでしょうね。
という感じで、私も例外なくやってしまうわけです。 「えーと、えーーーーっと、えーーーと」と。
ところで。 私たちのクラスは、けっこう夢をもってフランス語を勉強している人が多いので、けっこう皆さん真面目です。 ところが、一人だけそうでもない人がいるみたいです。 彼女は高校生で、親に言われていやいや通っているみたいなのです。 前回はそれほど思わなかったのですが、今回はちょっとだけ目につきました。 「あと1回でこのクラスも最後です」 との先生の言葉に 「もう嫌だ、やりたくないよ。フランス語なんて」 と、はっきり言って、つまらなそうな顔をみせたのです。 ううう。 たぶん、学校の先生に対する態度と同じなんだろうと思うのだけど、あまりのも甘ったれた態度に、さすがに閉口モノです。 フランス人の先生に対して、あまりにも失礼なんじゃないかと。 先生はニコニコしていましたが、私だったらすごいショックだろうなぁ。 まぁ、まだ子供だから……と思ったのかな?
私は途中参加でこのレッスンが三度目なので、事情がわからなかったのですが、どうもこの高校生、ピアノを習っているらしいのです。 それもかなりの英才教育を受けているらしく、海外で修行するらしい。 そこで、親がピアノレッスンに困らないように、フランス語の勉強をさせているというわけらしいです。 彼女は、フランス語が好きで習っているわけじゃなかったのですね。 やりたくない勉強を無理やりやらされるのって、本当に嫌なことだと思います。 でも、彼女はものすごく恵まれているわけですよ。 だって、音楽の道を目指したくてもお金がなくて目指せない人もたくさんいるし、フランス語のレッスンだって非営利団体とはいえ、タダではない。 他の人たちは社会人で、自分で稼いで、節約して、フランス語を習いに来ているわけですから。
高校生である彼女は、自分が恵まれていることに気がついていません。 すべてが当たり前だと思っているようです。 そして、これだけ恵まれているのに、全然ありがたいとも幸せだとも思えない。 なんだか、かわいそうに思えてしまいました。 だって、他の人は皆、けっこうやりくりして大変ですけれど、楽しそうに勉強しているし、自分に必要なことをしっかり把握してがんばっているわけですから。 彼女よりも誰もがイキイキと勉強しています。 ピアノが好きで、絶対にフランス語が必要なんだ! と、納得できれば、きっと自分の恵まれた立場に、ものすごく感謝できるだろうになぁ。 それに、同じ高校生がいないのも、ちょっと寂しいだろうし、レッスンもつまらないのかも?
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とかなんとか、書きながらテレビを見ていたら。 あー! フランス語だぁ! 最近、なんとなく多い気がします。 せ・びあん!
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