本日の感想文。

2004年12月11日(土) ぶちぶち文章の法則

最近、A&Cの感想掲示板を見ていて、ふっと気がついたこと。

>読点を入れるべき場所に、句点を入れる。
という指摘を読んで、あれ? と。
実は、私もけっこうそういう作品にあっていて、指摘させていただいたこともあるのです。
とても、ぶちぶち切れて読んでいて感じが悪かったので……。
しかし、書いている人のほうは、独特のリズムをつけたくて、わかっていてやっているのですよね。
で、私のほうも「まぁ、それなら……」と思い、しかもその後、けっこうその手法を使う人が多いのに気がつき、「流行かな?」などと思っていました。
どういうわけか文章を書きなれている人のほうが、その手を使う傾向が多いみたいです。
しかも、恐ろしいことにその文章になれてくると、おかしいと思うどころか、自分でも使っちゃうようになる。(笑)

でも、改めて人がヘンだと言っているのを見ていると……
やっぱりヘンですね。(^0^;


その文章と言うのは、たとえるとこんな感じです。

 しかし、彼女はそのようなことは口にも出さず、軽く一礼し、肌衣の胸元をはだけぬようエリザに持たせたまま、退室した。

という文章を

 しかし、彼女はそのようなことは口にも出さず、軽く一礼し。肌衣の胸元をはだけぬようエリザに持たせたまま、退室した。

と書くことです。
ヘンなんですけれどもねぇ、おそらくそこで一呼吸置くことで「……」のような効果や体言止めのような効果を狙っているんだと思いますが。

私の場合、実際にやっている使用法はこれ。

 無言の空間になった。
 いや。
 かすかに祈り言葉が聞こえる。

ここは当然

 無言の空間になった。いや、かすかに祈り言葉が聞こえる。

が、普通の書き方だと思うんですよね。
私の場合は、改行も入れちゃったりするんですが。
「接続詞」特に強調や逆接的意味を持つ言葉を、無理やり独立させることが、最近多いです。

ううむ。なぜだろ?

で、私がいろいろ考えて思ったのは! じゃーん。
【ぶちぶち文章の法則】(^0^;

文章のどこかを強調するときに、用いられる方法をいろいろ考えて見ます。
まずは、文字の色を変える、大きさを変える……など。
実際やっている人もいますが、正直、小説でやられると私は勘弁、ですね。
(自分も色変えているじゃん……)
次に、括弧で囲う。それから、改行する。
これらはすべて、そこだけが目立つようにしたいので、やることです。
体言止め。ぶつり……と切ってしまうことで、文章の流れを断ち切り、言葉を浮き上がらせる効果があります。
……などの余韻を引く方法。これも、少し目立たせる手法ですね。
句点、読点も、強調に使うことができます。長い文章よりも、短い文章のほうが目につきますから。

で、散々な手法が出回っている中で、さほど使われていないのが、この「句点と読点を入れ替える」という方法なのではないか? ということです。
それほど文章を書き慣れていない人は、ひたすら「改行」「……」「体言止め」を使いがちなんですよ。だから、書きなれている人は、その弊害も感じてしまっているから、新しい手法を求めたのではないか? と思うのです。

ところで、なぜ、これほどまでに文章ブツブツになるのでしょう?
特に、最近は改行の多さに、私はうんざり……なのです。

思うに、おそらくどの文章も目立たせたい、強調したいと思うからなのでしょう。
ところが、目立たせようとして多用すると、どんぐりの背比べになって目立たなくなりますよね?
すると、さらに目立たせようとして、どんどんエスカレートしていきます。
そうすると……。


 いつか、エリザは本物の『マリ』を手に入れるだろう。

 それを与えるのは……



 自分であってもいいのではないか――
  








 実に邪な夢である。






=エンド=


などという、極端な文章になるわけです。
ここまで行くと、読みやすいと思っているのは、ほぼ作者だけ。
読み手は、スクロールが大変です。
ちなみに、私の改行スペースは多くても3行まで。
オンラインの改行は読みやすいと思うので入れているほうですが、通常は1行です。3行はほとんどない。
2行は、強調したい台詞を浮かせた後、完全に場面転換するときに使っています。

強調したい文章をもっと絞ればいいのですが、どれもこれも強調したいと欲張るものですから、どんどんドツボにハマっていくんですよね。たぶん。
全然重要でない言葉などをスクロールの末に読まされた時には……ブチ。
この空白で、どのような余韻を味わえっていうんですか! (^0^;

と、かなりの人が思っているけれども、かなりの人が「この空白で文章が強調されているはず」という妄想を持っているので、ますますもって、オンライン小説の空白化・ぶちぶち文章化は進んでいくのでは? などと思っています。

ちなみに――
ぶちぶち文章は、文のリズムを整えると思っている人がいるようですが、私はやりすぎは逆効果だと思っています。

 正直爺さんポチ連れ敵は幾万ありとて桃から生まれたもしもしかあかあ鴉のハトポッポーッポポッポと鳴いて遊べらんめコンチクショでやっつけろ。
 
この歌ってほとんど意味がない言葉遊びなんですが、

 正直爺さん、ポチ連れて
 敵は幾万ありとても
 桃から生まれた

 もしもし
 かあかあ

 鴉のハトポッポ

……いかがでしょう? (^−^;


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