本日の感想文。

2004年12月10日(金) 読解力不足???

日本人の学力低下がニュースで大々的に報じられ、焦った人も多いんじゃないでしょうか?
日本の将来を危ぶむ人が多い中で、将来を担うはずの世代が「読解力不足」とか「学力なし」とか言われちゃったら、焦って当然です。
今まで多くの日本人が「日本人って勤勉で頭がいい」と信じていたんですから、たかがテストの結果とはいえ、ショックですよ。

そもそもこの解力テスト。
テレビによると、このような感じらしい。

とある問題に反対意見と賛成意見がある。
それを読んで、自分の意見を述べる。

これって、読解力の問題だろうか? (^−^;
と、思いつつ……確かに日本人には苦手そうな問題だなぁ。

今の日本って、自分の意見を述べることがタブーのようなところがありますよね。
できるだけ、一般的な意見・無難な意見を言おうとする。
そういう中で育ってくると、自分で考えて意見をまとめることよりも、人の意見をすべて取り入れて中間点を自分の意見としよう……と、考えるようになるんじゃないかな?
特に優しい人で、他人を傷つけたりしたくない、なんて考える人に、この傾向が強いと思うんですよ。

自分で考えることができないのは、ちょっと困ったことだけど、だからといって悪いことではないと思うんです。
そういう人がいるからこそ、人それぞれに違う意見を持ちながらも、意見が取りまとめられることだってあるし、皆揃って喧々囂々だったら、やっぱりつかれますよ。
率直な意見ほど、聞くと疲れてくるものです。(^−^;
まぁ、たまにうなづいてくれる人がいたほうが、場が和みますしね。

でも、このテスト問題だと、どちらもどちらでもっともらしい意見がまったく正反対なわけです。
となると、内容を理解していたとしても、正しい答えを導き出そうとすると、混乱しちゃうのだと思うわけです。
仕方がないので、両方の意見をきり繋ぎして答えを書いちゃったりするので、まるで読解力がないかのようになっちゃうんじゃないかなぁ?

少し話が変わりますけれど。
文章を書いている人の中にも「感想は苦手」っていう人がいます。
ちょっと似ているのかもしれませんね? 
作者がいいたいことと、自分が感じたことが、てんで違うことだったら? と思うと、まずそれだけで書けない。
作者の書かんとすることをたどれなければ駄目だと思ってしまう。
さらに、違うことを述べて、相手を傷つけるのでは? などと考えてしまう。
そういうことが足枷になってしまい、書かれていることを自分の言葉に直したり、思ったことを膨らませたりするのが苦手になってしまうのだ、と思います。

別にすべての人が読解力不足に急になったわけではないと思うんですよ。

***

今、日本語が乱れていると言われています。
でも、そのせいか日本語を見直す動きも大きいと思います。
NHKの教育番組なんかを見ていると、思いますね。
あと、民間の番組でも「正しい日本語」がクイズになるような番組もけっこうあるようです。
それって、言葉を雑にする人がいる反面、反動もあって、しっかりと正しい日本語を身につけたい! と思う人が多いってことです。

で、私の想像です。(^^)
言葉はどんどん変わってゆくので、乱れはドンどこ増えるでしょう。
でも、ネットを見ていると、今は昔以上に物書きが増えていると感じています。
物を書くには文章力が必要。文章力を身につけようとして、一部の人は努力する。そうすると、おのずと国語力が増えてくる……。
しかも、今回のテスト結果に日本の威信が失われた! と焦る国の方針で、ますます国語教育が強化されてゆく。
……ということで、実は今の「若者」といわれている次の世代の「若者」は、実はものすごい優秀世代になったりして……。
私って、楽観的ですね。(^^)


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