| 2004年02月07日(土) |
【パリ旅行記】ロングな1日 |
パリへは10時の飛行機にのり、3時にはつく。 が、実際は時差があるので12時間ほど飛行機に乗っているのだ。 ロングな一日のはじまりである。
まずはホテルをチェックアウト。 駅までの道をゴロゴロケースを転がしていると、同伴者のYさんがいきなり時計がないと言い出す。 彼女は私の後輩に当たるうえ、人に迷惑をかけることを嫌い、遠慮がちな性格。 ホテルに戻って探そうという私に「いいです」と行って駅まで行こうとする。 時間的にゆとりがあるし、時計は大事だからといって、荷物を見ているから行っておいで! と説得して、ホテルまで取りに戻らせた。 「荷物、重いですからそのまま待っていてくださいよ」 と、Yさんは念を押して走ってホテルに戻った。 が……。私もぼけっと待っているような人間ではないのである。 鼻歌歌いながら、駅まで荷物ゴロゴロ。 さすがの階段は、荷物を10段ずつ交互に運んだ。 彼女が血相を変えて「すみませーーーーん!」と慌てる姿は、少し楽しい。 私って人が悪い。 でも、黙って待っているよりも楽しいのだから許してね。
時計も無事に見つかり、すべては順調……ではなかった。 スカイライナーのチケットの買い方がわかりにくい。 乗車券を買ってコンコースの券売所で指定券を買えと書いているけれど、券売所がわからない。 「私、行ってきます!」 といってYさんは鉄砲玉のように飛んでいってしまった。今度こそ、私は荷物番に徹してしまった。 日暮里は初めてとはいえ、元々が関東出身の彼女、ちゃんと券を購入してきた。とても助かった。 が……彼女の「私、行ってきます!」は、この後もたびたび続き、時に役立ち、時に私を不安に陥れるのであった。
成田では少し迷子になる。 なんせ、リムジンと飛行機以外できたのは初めてなので、いつもと様子が違っていて、悩んでしまった。 土曜日のせいか、何もかもが混んでいて、荷物を預けたあとは、売店をうろうろし、両替所をさがした。 両替所も並んでいてひどかったけれど、別の場所ですいているところがあることを知っているので、少し探して並ぶことなく両替。これは、海外へ行く人で空港で両替しようとしている人にアドバイスしたい。 セキュリティの関係で、検査には時間が掛かる。のんびり構えていると、ぎりぎりになってしまった。その上、私はベルトでひっかかるという有様。 搭乗口についた時には、出発の10分前。あら、そのわりに誰もいないわ……と思っていたら、それもそのはず、もう皆乗っていたわ。 もともと私は後から乗るほうが好き。というのも、皆早く乗りたがって並ぶけれど、どうせ長く閉じ込められるわけだし、少しでも後からゆったりと席につきたいから。 それに早く入ると、入り口で荷物を上げようとしている人などとはちあわせになり、後ろがつかえたりして、背後の人にせっつかれたりする。最後ならば、自分が待たされるだけだし、後からくる人はそもそもせっついたりはしない。 しかしYさんは並んで先に座りたい人らしい。そうしないと落ち着かないらしい。 「窓側だったりすると先に座っていないと、通路側の人に立たせてしまうことになり、迷惑をかけてしまう」 が、彼女が真っ先に乗りたい理由らしく、彼女らしいなぁ……と思った。 しかし、今回はどう考えても待つことなく最後の搭乗となってしまった。しかもラッキーなことに、彼女の隣は空席だった。
飛行機の中では、映画アメリを見た。 見たかった映画だし、フランスが舞台ということで。 面白かった。何とも粋な映画だった。ストーリーはラブ物であり、特に目新しいということはないのだけど、描き方が個性的でしゃれていて、しかも登場人物たちがどこかユニークである。ラストシーンは【ローマの休日】パリ版というバイクシーン。ハリウッド映画になれてしまった身には新鮮だった。 ゲームもあったのでテトリスとオセロをして遊んだ。 正直、かつての飛行機の中に比べると快適。時間つぶしにことかかない。
私は長時間の飛行機の中では靴を脱ぐ。これって日本人はたいていそうみたい。 でも、スリッパははかない。機内はそれほど汚いとは思わないけれど、布製の携帯スリッパでトイレに行くのは気持ち悪い。で、サンダルを持ってきてトイレに行く時だけつっかけてゆく。 手荷物は、貴重品入れ用の小さなショルダーと化粧品や本を入れた大きなバッグ。この大きなバッグに服をぶち込み、足元において足台にして寝る。背が低いので、足代がないと腰に負担が掛かるのだ。だから国内線はケースに入れたバッグも国際線の時は持ち込むようにしている。 そこまで荷物がない人は、トートーバッグのような物を持ち込むといいかも知れない。服や毛布・枕などを入れて足台にすると楽。 機内の個人用TVも最近は液晶になっていて、隣の人には見えないようになっているらしい。古い機種で回りの人の画面がちらついて嫌な人は、サングラスもいいかもしれない。 暗い中でゲームをしていると目が疲れるし乾燥もするので、けっこう使える。 お肌や鼻の乾燥を防ぐにはマスクも便利。私はハンカチを覆面代わりにしてYさんに恥ずかしいからやめてくれと懇願された。
そんなこんなでパリにつく。 しかし、迎えのシャトルバスがわからず、混乱する。 電話をかけようにもクレジットカードで掛けられるはずの電話が使えない。 かなり動揺していると、Yさんがガイドブックを見てテレフォンカードの存在をしり、「私、行ってきます!」と叫んで売店に行ってしまった。 「うん」と言ってしまった後で後悔する。 荷物を持って二人で移動すべきだった。なぜって、彼女、初海外なのですよ。 迷子になったらどうする? しかも、英語は片言でフランス語はまったくダメの、私と同レベルなのだ。 案の定、帰ってこない。 二人分のケースをゴロゴロ運びながら、インフォメーションに確認したり、それらしきバスがないか移動したり……。Yさんが戻ってくるまでは、そんなに移動できないから、あたりを探すしかない。 日本人らしき旅行会社の人が、お客さん待ちをしていたので、電話の掛け方を聞いてみる。 すると、なんてことはない。たまに故障している場合があるそうだ。 それでも通じないので、インフォメーションの人につたない英語で聞いてみると、私はどうもフランスの国番号まで回していたらしい。 やっと繋がった電話で、ホテルの人と話しているうちに、Yさんがテレフォンカードを買って戻ってきた。 結局、飛行場であたふたすること1時間、タクシーでホテルに行くこととした。
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