| 2003年12月17日(水) |
ハワイで待つこと3時間。。。 |
どうにかスタートの幕が見えてきた頃、 「ウォーク参加の皆さん、準備はいいですか? では、スタートです」 と、声が聞こえてきた。 あ、今スタートなのか? と思ったが、やはり歩きには迫力がなかった。
書き忘れていたが、スタートの前にはゲストなども来ていて、コメントをくれることになっている。去年はイチローだったらしいが、今年はハリウッド・スターで黄色い歓声があがった。が、見えないんだよね。どこにいるのかもわからない。 パールハーバー主演の人だったらしいが、コメントも聞こえなかった。
私は暗い中黙々と歩きつづけた。 誰かにお願いして写真をとってもらえばよかったのだが、自分の世界に埋没して、ただひたすらに歩いているのが心地よかった。 あとで、なぜか走っている姉のほうが、レースの途中色々な写真をとってもらっていて、何でそうなるの? って感じだった。 沿道の人にお願いするらしいのだが、私たち歩き組の時間には、沿道の人もまばらになっていた。 が、不思議なのは、歩き組の中に白いゼッケンのマラソン参加者もたくさんいたことだ。中には、沿道でくつろいでいる人までいる。 タイム・オーバー失格がないので、初めから歩きとおすつもりなのだろう。 でも、走っている人も見ると、ちょいと先の長い道のりを考えると、かわいそうにも思えてくる。 白ゼッケンの人には「頑張って!」と声をかけた。
アロハタワーのあたりを過ぎると、少しハワイとは違った、いや、昔のハワイともいうべき街並みがあった。細い路地と小さなお店。石でできた建物が続く。 アーリーアメリカンな街並みなのかもしれない。 途中、「ビールまであと○キロ!」という表示があり、思わず笑った。 あらゆるところがクリスマスのイルミネーションできれいだった。まだまだあたりは暗い。でも、日が昇ったら猛烈に暑くなるのでは? と、私は不安になった。 あまり汗かきではないが、かなりハイペースで気持ちよく歩いているせいか、しこし汗ばむ。 スピードアップして歩く。歩き始めてちょうど1時間で5キロ地点を過ぎた。
面白かったのは、給水所。 ランナーが過ぎたあとは、片付けモードなのだろう。あっちこっちでテーブルごとひっくり返してコップの水を捨てている。 カメラを片手に、ペットボトルを片手に、調子よく歩いていた私だが、ここは散らばった紙コップと水のせいで、すべって危ない。ランナーならば、足元に注意しなければならないだろう。 カラになったボトルに水を入れ、水を飲みながらまた歩く。
ワイキキについた時は、すでに明るかった。が、まださわやかな朝というところで、歩くのが辛いことはない。 近くを歩いていた白ゼッケンの白人女性が、鼻歌を歌っている。クリスマスソングだ。沿道からの応援に手を振って答えた意外は、楽しそうに鼻歌を歌いつづけていた。 車椅子押しての女性もいた。日本人、もしくは現地日系人か? 車椅子の人はかなり自由が利かない人らしく、やせ細っていた。 押し役の人も、それほど鍛えている感じではないが、白ゼッケンである。頑張ってほしい。このあと、マラソンならば起伏のあるところも通らなければならない。 足がない人も仮装で参加。海賊に化けるとは、自分の障害をうまく利用したというところか? ただ、松葉杖はかなり大変だと思う。 平和と書かれた帽子をかぶっている人、地域ののぼりを背負って歩く人、浴衣の人、様々だった。
ゴールしたのは、スタートからちょうど二時間。 まずまず楽しかったのではないだろうか? 苦しくもなかったし。 運動していない私でも、歩きとおせる距離だった。 でも、少しはばてているので甘いものが食べたかった。JTBのブースでアイスキャンディを配っていたのでいただく。 もしかしたら、JTBツアーの人専用だったのかも知れないが、まぁいいか? 姉と打ち合わせしていた場所で、姉のゴールを待つことになった。 混んでいるので、陣取ったらもう動けない。 私がキャンディを食べている間に、優勝者はゴールしたらしい。日本人とのことだった。 私が見始めた時、ちょうど日本人女性が前を通り過ぎた。2時間半とちょっとくらいだろうか? 彼女で写真のためし撮り。 私が同伴したのは、ここで姉の写真をとるためである。 彼女の要望は、表情がわかるくらいにアップで、とのことだった。 カメラアングルにはうるさいので、失敗は許されない。5時間くらいといっていたから、まだ三時間近くもあるというのに、私はカメラを構えつづけた。
びっくりしたのは、義足のランナー。 かなり有名な人らしい。完全に右足(だったかな?)がなく、薄い金属製の義足で走っているが、フォームがきれいで義足だなんて気がつかない人が多いのではないだろうか? 剥き出しの金属を見せ付けられたとしても。 彼は、おそらく三時間を切るタイムでゴールしたのではなかろうか? ランナーとして一流なんだろう。なかなか鍛えた体つきもかっこよく、ちょいと惚れる。 それから、意外にも老人が健闘していること。 昔とったキネヅカってやつなんだろうか? 顔は明らかにシワシワなんだけれどねぇ。 仮装ランナーも早いこと。 チュチュ来た女の子とか、ハワイ原住民とか、サンタクロースとか……暑くないのか? (−−; うーん、でも写真をとる身としては、姉にもせめて頭のうえに東京タワーくらい乗せてもらいたかった。
まず隣にいたのは、どこかのスポーツクラブ系うるさい日本人。 私より若そうな鍛えるの大好きねーさんだが、うるさいし、わがままそうで、うんざり。 私を散々邪魔者にして、ぶつかっても謝りもしない。追い出そうとして意地悪しているのか? あんた! って感じだったが、さすがにスポーツ会系。 目的の人たちはさっさとゴールしたらしく、そのうちいなくなった。 次は、陸上部らしき高校生。先輩のために、学校ののぼりを持っているのだが、これがけっこう邪魔! 私が睨んでいるのに気がついたのか、小さな声で「ごめんなさい」といって、風になびく旗を押さえつけていた。 かわいそうだけど、私もハワイまで来た使命があるからね。 反対隣には子どもふたりをつれたお母さん。 お父さんが参加しているらしい。ビデオを構えているから、きたら場所を譲ってあげようと思っていたのだが、あまりうちとける感じではなくて「けっこうです」と言われてしまった。 子どもが幕に寄りかかったために幕が外れてしまい、がみがみと叱っていたが、それは子どものせいではなく、私が寄りかかったせいなのだよ。お母さん。 新たに隣に来たのは、アメリにそっくりな女の子。 妖精さんの帽子が、ちょっとだけ邪魔。それに気がついたたしく、英語で「邪魔でしょ? ごめんなさい」と言ってきたので、つい「そんなことはないわ」といってしまった。 彼女が一番話しやすくて、時々会話をした。
そのうち、家族連れのお父さんが元気いっぱいに走ってきた。 かなりのハイテンションに、家族の前で写真取りまくり。子どもを連れてゴールすると言い出し、妻に冷たい目で見られる。 しかし、彼は実行しようとして小さなほうの娘を抱き上げようと頑張る。それを見て、隣のアメリが手助けした。 そのとたん、子どもは泣き出してしまい、お父さんはあきらめるしかなかった。 やはり、子どもには外国人は怖かったのか? アメリはそれを気にせずに、ひたすらニコニコしていた。 やがてアメリの彼らしき人もくる。 アメリを見つけて手を広げて駆け寄ってくると、ぶっちょりキスしていった。 「彼、かっこいいねえ!」と言うとアメリは、笑った。 その後、アメリの友達も何人かいたらしく、アメリはしばらくそこにいた。 キスする人は彼だけだったから、やはり本命は彼? だったのだろうか?
待つこと三時間。思えば、待たされてばかりのハワイ。 私の体は凝ってきましたよ。本当に……。
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