三崎綾+☆ 綾 姫 ☆の不定期日記

☆ 綾 姫 ☆

短編小説 ずっと貴方を愛してる part7
2011年01月27日(木)
出会って、14年と言う年月、貴方を愛し続けた。
逢ってはいけない人、でも心から愛してる人。

貴方の人生のじゃまだけはしたくない。
貴方をもう苦しめたくない。
心の中の箱に鍵をかけ、私は彼への愛を封印した。

が、また出会ってしまった。
まだ愛し合ってる事が解ってしまった。
現在進行形で書き進める、ずっと貴方を愛してるの続編。



光さがして。の続編の1部として、
あの時には書けなかった事、どう言葉にしたら良いのか解らなかった事、
何より「生きる事が精一杯」で彼のことを冷静に考えられなかった事、
いろんな事が重なって、本に書くことが出来なかった真実です。

ただ、すべてが真実か?と聞かれたら、私はNOと答えるでしょう。
私から見た彼を文字にしただけで、彼から見た私は・・・私には解らないから。


本を読んで無いと、話がつながらない所が多数出てきますが、どうかご了承下さいませ。
また、本を読んで居る人には、新しい真実が理解して貰えると思います。


書籍化されている所は、他の場所に書く事が出来ません。
中略している所が多々有ります。予めご了承下さい。


著作権は「三崎綾」にあります。出版権は「アルファポリス」にあります。
無断転載・コピーなどは法的に罰せられます。






あれから、どれだけの月日が流れたのだろう。
もう2度と逢えないと思って居た貴方に、あたしはまた逢えた。


医者から、糖尿病網膜症が始まってますね。と言われた。
ついにあたしも終わりだな。
そう思ったら、涙が止めどなく溢れた。
同時に、もしも願いが叶うなら、目が見える内に仲間に逢いたい!


病院の帰り、ご飯を食べに行ったあたしと旦那。
あたしな、目見えなくなるかもしれないわ。
糖尿病網膜症始まってるんやって。
旦那は黙ってあたしの話しを聞いてた。
人の目なんか気にしてる余裕が無かった。
涙がこぼれおちた。


目が見える内に、3人に逢いたい。あたしが敬愛して止まない3人の仲間。


旦那はその内の1人に電話をした。
綾ちゃんが逢いたいって言ってる。
病気が悪化して、失明するかもしれへんねん。
目が見える内に逢いたいって言ってる。
2人に連絡を取って欲しいと。


それから3日後、3人の仲間に逢えた。
その中に、あたしが10数年という年月、愛し続けた人が居る。
今度あったら聞きたいと思ってた事がいっぱいあった。
まさか聞ける日が来るなんて思ってもみなかった。
泣かずに聞こう。後悔だけはしたくない。
生きてる間に逢えるのは、これが最後かもしれない。
あたしは、逢える時間まで、胸躍らせてその時を待った。


最初に、hiroちゃんが我が家に到着。
しばらくして、M君が我が家に到着。
しばらくして、旦那が帰宅。
お腹空いたね〜G君とN君は食事を済ませてくるとのことで、
私と、hiroちゃん、M君、旦那4人で、近くのファミレスで食事をしてた。
そこで、G君とN君と合流。

どんな暗い話しになっても、今日は笑って終わらせたかった。

ファミレスから、カラオケまでの移動の際、あたしは彼の車に乗った。
手を伸ばせば、そこに彼が居る。
こんなに探し求め、逢いたいと願い続けた彼がすぐ横に居る。

そっと出した手。黙って手を乗せてくれた。
指をからませ、握りあった手は、10数年前となにも変わらなかった。
こんなに、フィットする手をあたしは何故離してしまったの?
この言葉を言った瞬間、涙が流れた。
何故、あたし達は別れなければならなかったの?
こんなに愛してるのに、何故離れてしまったの?


そして、ずっと言えなかった言葉を言った。
愛してくれてありがとう。
愛させてくれてありがとう。
産まれ変わたら、絶対私を見つけてね。そしてもう離さないでね。

彼の手からは、無言の愛がいっぱい送られて来た。
あたしの痛みを黙って吸い取ってくれた。
10数年間、愛し合っててもどうする事も出来なかった。
悔しかった。情けなかった。悲しかった。
あたしがこの手を離さなければ、医療ミスになんか合わずに済んだかもしれない。
そしたら、こんな病気にならずに済んだ。
そう思ったら、悔しくて涙が出てきた。
でも、彼には知られたくなかった。今日は最後まで笑顔で居たかった。


あたしと出会った事を後悔してない?
彼は黙ってうなずいた。
あたしの事、愛してくれてた?
彼は黙ってうなずいた。
あたしを愛した事を後悔してない?
彼は黙ってうなずいた。
だったら、どうして離れてしまったの!
もうそれ以上言えなくなってしまった。
彼の顔が悲しそうだったから。
同じ事で、あたしも彼も苦しんで居た事を知った。


仲間と友達と6人で、オールカラオケをして、久しぶりに笑った。
彼の横で、彼の横顔を見て、彼に甘えて・・・


帰りも彼の車に乗った。
黙ってにぎってくれたその手。
あたしが、ずっとずっと探し求めてた手。
愛してるのに、こんなにも愛してるのに。
運命ってどうしてこんなに残酷なんだろう。

家の前まで送って貰って、しばらく車の中で話しをしてた。
kissして。。。優しいkissを私に残してくれた。
愛してる。。。そう言い車から降りた。
貴方は、うなずいて車を動かした。

行かないで!もっと側に居て!こんなにも愛してるのに!
言いたい言葉がいっぱいあった。
けど、言わなくても貴方には解ってたはず。
優しいkissがそれを物語るように。

でも、10数年間、聞けなかった事を聞けた。言えなかった事も言えた。
そして、絶対に手に入らないと思っていた、
彼の携帯番号と、メールアドレスも解った。
住んでいる場所も解った。

病気は日々悪化するけど、あたしの心は幸せで満ちあふれた。

1度しか無い人生、あたしは、あたしの思うように生きようと決めた。
時間が無いなら、無いなりの幸せを見つけようと。そして決心した。
自分で働いて、自分でお金を稼いで、そして彼に逢いに行こう。
1年に1回で良い。彼に逢いに行こう。その為に働こうと。
自分で稼いで、自分のお金で、自分の足で、あたしは彼に会いに行こうと決めた。

愛してるから、彼の人生のじゃまをしたくなかった。
愛してるから、遠くから彼を見守り続けた。
愛してるから、出来ない事がいっぱいあった。

でも、もう我慢するのは嫌だ!

残り少ない時間なら、あたしは彼との思い出の中で生きて行きたい。
残り少ない時間なら、あたしは堂々と愛してると言い続けたい。

運命共同体・・・あたしたち、きっと運命共同体なんだよ。
あたしが思えば、彼も思うだろう。
彼の思いは、きっと私に届いて居るだろう。

あたしは、10数年間我慢し続けた事を、すべてやろうと決心した。
あたしが思ってる事は、きっと彼も思ってる。
何度、あきらめようと思ったか。
何度、死のうと思ったか。
何度、思い出して泣いて来たか。
もうすべてが嫌になった。もう我慢するのは嫌だ!

あたしは幸せ者だね。これだけ、人を真剣に愛せる事が出来るんだから。
こんな身体になって、限られた時間の中でも、
こんなに幸せを感じる事が出来るんだから。

生きる目標が出来て、大量の薬も苦にならなくなった。
1日でも長く、今のままで良いから生きたいと願った。
だって、こんなに離れてても、心がつながってる人が居るんだから。
こんなに離れてても、愛せる人が居るんだから。
彼の為に1日でも長く、1日でも今の体調を維持して。




身体が、心が、彼を追い求めてる。
逢いたいと思う気持ちを、ずっと押し殺して生きて来た。
愛してるからこそ、
生きてる間にはもう逢ってはいけない人だと、自分に言い聞かせて来た。
もうこれ以上、彼の人生のじゃまはだけはしたくない。
心の中の箱に、彼への愛を押し込めて、鍵をかけて生きてきた。
でも、もう我慢も限界。
逢いたい・1分でも長く側に居たいと心底願った。
あたしには、もう時間が無い!


運命共同体は、片一方か欠けるともう片一方も無くなってしまう。
どちらかが苦しめば、もう1方も苦しむ。
離れていても愛は届く。同じ空の下で愛は届く。
あたしは幸せ者。世界で1番幸せ。
彼と出会って、彼を愛し続け、彼を思って逝く。
これがあたしの今の目標。
あたし頑張るよ。だれの為でも無い。あたしの残された幸せな時間の為に・・・




あたしの願い。
それは、もう1度彼に抱かれる事。もう1度、彼の匂いに包まれて眠る事。
今のまま逝ってしまったら、あたしは後悔してもしきれない。
10数年我慢してたんだからもう良いよね。
10数年、身体も心も忘れられない人。
生きたくても、どうする事もできないのなら、
あたしは、彼の腕の中で死にたい。彼の匂いに包まれたまま死にたい。
その日まで、神様、どうか今のままで生かして下さい。




ずっと貴方を愛してる。。。もっと貴方を愛していける
まだ愛されてると感じる事が出来たから・・・




マイミクに入れてと言ったら、良いよって言ってくれた貴方。
指輪のサイズをメールして来いと言った貴方。

でもオフ以来連絡が無い。
携帯にメールしても返事が来ない。
お盆明けで忙しいだけならそれで良い。

もしかして、逢ってしまったから、また苦しんでる?
あたしと同じように悩んでる?
あたしが近寄りすぎた?
逢わない方が良かった?
このまま持って逝けば良かった?
愛してる。。。この気持ちを。


解り合えてしまうのも辛いね。貴方が苦悩してるのが見える。
2人とも、我慢してた心、隠してた心が破裂してる。
逢う時、腹は括って逢ったはずなのに、
こうなる事は、お互い解ってたはずなのに。


一緒になれない運命なら、出会わなければ良かった。
こんなに愛してるのに、お互い苦しむなら、逢わなければ良かった。
しばらく地獄だね。
これから貴方は何処へ行くの?貴方の心は何処へ・・・


あたしの決心は変わらない。
例えそれが地獄への道だとしても、
行くも地獄・止まるのも地獄・下がる事も地獄なら、
あたしは貴方を愛し続け逝く。


14年我慢した。もう良いでしょ?
14年・・・どれだけの涙をお互い流して来たのだろう。
苦しいね・・・しゃき〜んちゃん♪
あたしも、心が張り裂けそうだよ・・・苦しいよ。
でも、自分が決めた事だから、あたしは前に進むよ。

貴方の心が決まるまで、あたしは待つ。
あたしと、同じ答えが出ると解って居ても。
14年待った。待つ事には慣れた。

愛してるから。。。信じてるから。。。





数日前、hiroちゃんと話してる時ふと思った。
あたしは、しゃき〜んちゃん♪を追いかけて何がしたいのだろうか?と。
離婚して、しゃき〜んちゃん♪と結婚したいのか、
たまに貰える栄養剤のように逢えるだけで良いのか、
京都に、しゃき〜んちゃん♪が帰って来た時、連絡を待つ日陰の女が良いのか。
わたしにも解りません。

ただ、これ以上過去に戻って、しゃき〜んちゃん♪を苦しめたくない。
これだけは言える事です。
愛してるからこそ、しゃき〜んちゃん♪の幸せを心から祈ってる。

しゃき〜んちゃん♪が、どう出てくるのか今は連絡待ちです。
連絡は電話とかじゃない。

今、しゃき〜んちゃん♪は苦悩してる。
しゃき〜んちゃん♪の心が決まったら、私の心も決まる。
そう思って、しゃき〜んちゃん♪の心の変化に、耳を澄ませています。

愛してるから解る。きっと解ると信じて。




昨日の夜、胸騒ぎがしてどうしてもパソコンの電源を落とせなかった。
しゃき〜んちゃん♪が答えを出した。そう直感した。

わたし、どうしたいんだろう。
これから、何処へ行けば良いんだろう。
頭を抱え、しゃき〜んちゃん♪の写真を見ながら考えた。
考えて考えて、泣きながら1晩考えて出した結論。

しゃき〜んちゃん♪・・・さようなら。

また心の中の箱に、しゃき〜んちゃん♪への愛を閉じこめ、鍵をかけました。
多分、しゃき〜んちゃん♪も同じ事をしたと思う。
優しいkissは、さよならのkissだったんだね。

離してしまった手。
何故、別れてしまったんだろう。
いっぱい思う事があるけど、後悔もいっぱいあるけど、
今は、心の整理をして前を向く事で精一杯。

お互いの為に、これが1番良かったんだよね。

14年と言う年月、ずっと愛し続けた。
辛い時、苦しい時、寂しい時、
箱の鍵をそっとあけて、抱きしめて、また箱に入れた愛。
あたしには、しゃき〜んちゃん♪が居る!
そう励まし、頑張って生きてきた。

あたしは、今日から、何を支えに生きて行くんだろう。
あたしは、何処へ流れて行くんだろう。
この心、何処へ・・・


14年間ありがとう。長い間本当にありがとう。
あたしの涙を踏み台にして、どうか幸せになって。
それが貴方が出した答えなら、あたしはそれに従うから。


言いたい事は言えた。聞きたい事も聞けた。もう良い。
遠くから、貴方の幸せを願って居るわたしを忘れないで。
そして、約束忘れないでね。
産まれ変わったら、私を探してね。
そして今度は、どんな事があっても、絶対離さないでね。

ミクシーのお気に入りから、しゃき〜んちゃん♪を削除した。
このURLをメールして最後にしよう。
もう追いかけないと決めた。


沢山の愛に感謝を込めて。。。さようなら。









この物語は、完全「ノンフィクション」です。