秋は文化祭シーズン。 息子の中学校も同様に、舞台部門と体育部門がある。 舞台部門は今月に、体育部門は10月だ。 2学期に入って、それぞれの練習が放課後に入ってくるのだが、 息子はそれがどうも嫌で仕方がないらしい。 小学校では、そう言った練習は授業時間に行われ、放課後の練習 ということはなかったので、放課後は早く帰りたいから部活もし ていないのに、放課後練習はなかなか受け入れ難いことのようだ。
ただでさえ、大人数になったときのざわつきとかが苦手なので、 体育部門は体を動かす分だけ気が紛れるのかもしれないが、合唱 の練習とか、イライラする自分を想像して不安になるという状態 のようだ。 無理はしなくていいんだよと何度も言い聞かせるが、先週は手足 をかきすぎてアザを作ってしまうほどだった。 クリニックの医師にも、そんなになるほどガマンしなくていいん だよと言われていたが、意識してそこを判断できるかどうかだ。 ほんの1時間のガマンができないのは残念な感じもするが、いら いらをガマンしながらの1時間はどんな感じなのだろう。
さて、今日はどうかと多少の不安を感じていたが、元気に帰宅。 舞台部門のリハーサルで、他の学年の合唱を聞いてみて、とくに 3年生の合唱がとても良かったと言ってテンションが高かった。 いろいろ聞き分けできる息子の耳にも、それはすばらしいものと して聞こえたようで、パートごとの声の出方がやはり1、2年生 とは違うんだよと、感心しきりだった。 まあ、こういう日もあるのかなとやや安心する母である。
いいものを聞けば心地よいというのは、聴覚が敏感である分だけ 普通の子以上に強く感じるのであろう。 この聴覚を活用しようと思わないところが、「宝の持ち腐れ」だ よねと話し合う母と子である。
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