夫に、息子が休んだことを伝え、そのいきさつなんかを話した。
火曜日は母自身が一番体調の悪い朝を迎えるので、しんどい。 そのうえ、前夜は、なんだかお腹が張って3回も起きてトイレに行 ったりして、寝不足も加わっていた。 そんな絶不調の母の息子対応がよくなかったと、忠告されたのだ。
学校に行くのに着替えられない状態で、次第に泣き出す息子。 何が嫌なのかをやっとこさ聞き出したのが、8時をだいぶ過ぎてか らのことで、一応学校には遅れて行くことを連絡した。 しかし、休むのか遅れて行けるのかを決めるのに、そこから1時間 近くかかり、わたしの病院へ行く予定の時間もとっくに過ぎていた。 結局休むことになったが、決まったのが9時半近くだった。 雨が激しかったのでタクシーで行きたかったが、なかなか電話すら 繋がらず、仕方なく、絶不調のまま歩いて病院へ行った。
なんだか情けなくて、歩きながら泣けてきたりして、病院に着いた 時はもうへとへとだった。 透析のベッドで準備をして横たわったら、また泣けてきた。 落ち着くまで待ちましょうかと言われ、少しの間静かに泣いて、い つもより1時間遅れで透析をスタートした。
そんな一日のことを、夫に話して、わたしは大変だったなとひと言 言ってほしかっただけだった。 が、夫から返ってきた言葉は、 「ずっと話しかけてたんじゃないのか? ずっと話しかけてると頭が真っ白になっちゃうから、待つこと が大事だよ。 何分までに決められなかったら休みだよと告げて、あとはそれ まで待ってればいいんだよ。」 だった。 そんなことは、わかっている。 わかっていても、自分自身がしんどいと早く答えが欲しくなる。 対策を教えてほしかったわけじゃない。 大変だったねと言ってほしかっただけ。
女はただ話を聞いてほしいだけで、男はそこに解決を求めるとは、 まさにこれだと思った。 夫はとても優しいし、いい人だ。(愛している。) 子どものことも一緒に考えてもくれるし、面倒も見てくれる。 だが、こんなわたしでも女脳で、主婦にしたいほどの夫でも男脳 であることは間違いないなと思ったひとときだった。
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