夏休みも残り1週間となった。 そろそろ、学校のペースに戻して行かなくては。
子どもの夏休みは、わたしにとっても休みの感覚があり、それは 同じ時間に起こしてご飯を食べさせて送って行くという、一連の 時間が定まっている行動から解放されるような気持ちである。
しかし、休み気分とはいっても、8月は考えることの多い月でも ある。 子どもの宿題を見て自分の小学生時代を思い出したり、原爆投下 の日や終戦の日を迎えて、子どもと共に戦争の体験談を聞く機会 があったり、一緒にに黙祷をしたり。 さらには、中学生の事件をきっかけに、夏休みの暮らし方につい て話をしたり。
自分が小学生の頃を思い出すと、ドリル関係は1日あればできた のだが、毎日書かなくてはならない日記だとか、自由研究だとか、 家庭科の実習の宿題とか、工作とか、そういうものにはすこぶる 手こずっていた。 そう、コツコツやれない性格なのは、今も昔も変わらない。 その部分は、息子にも引き継がれたのか、息子も毎日コツコツと はやらないタイプのようだ。
夏休みの暮らし方、という以前に小中学生の日々の暮らし方か。 電話でさえ、夜の九時を過ぎれば「夜分恐れ入りますが」と言う のに、出かけるなどもっての他だと思っている。 わたしが中学生の頃のことだが、友達と田んぼで蛍を見ていて、 帰宅が6時半になってしまったことがある。 父親にすごく怒られた。 夕飯の時間に帰ってこないとは何事だって。 まあ、田舎の村のことでもあるし、もう何十年も前のことだが、 それでも義務教育を受けているような子どもが夕飯までに帰ると いうのが常識だった。
我が家では、親が一緒ではない限り、夕方のチャイムがなったら 帰宅しろと言っている。 うちに遊びにくる中学生は、必ず5時半頃までには帰って行く。 子どもだけで出かけるのは、日中だけである。 それが当たり前だと思っていたが、そうでない場合もあるんだな と知らされた夏休みだった。
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