2015年07月15日(水) |
電車乗りのお母さんルール |
電車のこととなると、ついつい熱く語ってしまうのだが。
わたし一人で出かけた日に、駅のホームを走っている2.3歳の 幼女を見かけた。 わたしなら、駅のホームは絶対に走らせない。 息子は電車が好きだったから、運転士さんや駅員さんを心配させ るようなことはしないようにしようと、言い聞かせてきた。
息子とわたしの間には、電車のお母さんルールというものがある。 幼かった頃のことだから、あった、か。 ホームでは手をつなぐこと。 乗り降りの時も手をつなぐこと。 電車の中を歩き回ったり走ったりしないこと。 大きな声で騒がないこと。 手すりにちゃんとつかまること。 椅子に座る時は靴を脱ぐこと、 などなど。 ルールを破ったら、次の停車駅ですぐに降りることにしていた。 ホームでもう一度ルールを確認して、次に電車に乗る。 用事があって乗る電車ではなく、楽しみで乗る電車でそれらの事 を学んでおくのである。 それは、電車が好きな子どもだからできたことかもしれない。
電車は安全な乗り物だが、その乗り降りは小さい子どもにとって は、決して安全ではないのである。 ホームと電車の隙間に靴を落としたり、子ども自体がハマること だってある。 ホームが傾斜していれば、ベビーカーだった車椅子だって動いて しまう。
電車に乗ることは誰にでも出来るごく普通のことだが、そのなか には暗黙のルールというか、マナーが存在する。 あまり守らない人も多く、電車に乗り馴れている人間はそれを見 て残念な気持ちになったりする。 例えば、当然と言えば当然のことで、降りる人が先で乗る人は後 とか、出入り口は降りる人の為に空けておくとか。 さらには、リュックのように大きな荷物は、前に抱えるか網棚に 置くか、座っていれば膝に抱くこととか。
ケータイやスマホで会話しないとか。 なぜなら、不完全な会話は癇に障るからである。 不完全な会話というのは、片方の言葉しか聞こえない会話。 つまり電話の片方だけの声である。 それも大声で話されたらたまらない。
一度にたくさんの人間を乗せて移動するものだからこそ、お互い に少しずつ気を使って、心地よいものにしたいと思うのである。 こんなことからも、気遣いとか学べるんじゃないかなー。
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