ここ最近の強風で、学校の桜もほとんど散ってしまった。
風の強かった金曜日、登校時に送って行った夫が、桜が散ってい ると風の動きがよくわかるなあといいながら帰ってきた。 小さいつむじ風が見えるというのである。 たしかに、風の強い日は桜の花びらがくるくると回っているのを 良く見かける。
そして、妙に蒸し暑かった土曜日が過ぎ、今日はさわやかな天気 になった。 もぐちゃんはどこかに出かけたくはないのだろうか、と思い訊ね たが、母が一緒でないと出かけないと昼前はそう言った。 このまま、一日家の中にいるつもりなのかしらと思っていたが、 昼ご飯を食べてから少しして父と子で出かけて行った。 町田に行こうと言っている声が聞こえたから、また町田に行った のだろう。
町田と言えば、もぐちゃんは自由帳にオリジナルの路線図を書き 始めた。 路線の名前は「まちだせん」だとか。 支線として「ほんまちせん」というのもあるらしい。 学童で一緒に遊んでいる男の子(1年のときの交流級の同級生) が自由帳に書いているのを見て、自分もと思ったのだそうだ。 家でもその路線はどんどん長くなり、月曜日にその子と一緒に見 せ合って遊ぶのが楽しみだと満面の笑みで話してくれる。
それにしても、「まちだせん」っていうネーミングセンスはどう なのだろう。 途中の駅の名前は全国の駅名から好きな駅名を持ってくるので、 関西の駅と北海道の駅と関東の駅とごちゃ混ぜに並んでいる。 なんとも面白い路線になった。 電車の色とか型番とかも考えていて、えんえんと話してくれるの だが、途中でさすがの母も何がなんだかわからなくなったりする。 こういう話、その男の子とは通じるんだろうなと思うと不思議。
くるくると桜は舞いて目に見えぬ風の形を知らせておりぬ(市屋千鶴)
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