鶴は千年、生活下手

2011年03月23日(水) 計画停電

先週からの計画停電を受けて、わたしが通う病院では当分の間、
3時間透析にする方針を発表した。
昨日までは、3時間透析だった。
いつも4時間で引いていた増加分の水分を3時間では引けないと
いう人もいて、いくらかの水分を残しながらの透析が続いた人も
いる。
たとえ水分は引けたたとしても、血液の透析そのものが半端な気
がして、なんだか汚れが残っているような気持ちになった。
そういう気持ちになったのはわたしだけではないらしく、次回か
ら4時間透析に戻しますという発表をみて、斜め前のベッドの方
が言った。
「良かったわ、4時間になって。
 3時間だとなんだか汚れてるみたいで。」と。

わたしのように体格のいいものは、血液量も多いのだから、週に
1回くらいは5時間でもいいかもと思っているくらいなので、3
時間というのはいつも以上に毎日の生活に気を使う。
それでも、透析ができるだけありがたいのだと思った。

もし透析中に地震が来たら、腕につながっている2本のチューブ
をぎゅっと握りしめ、透析機をがっしりとつかんで揺れがおさま
るまで耐えるしかない。
チューブが抜けたらそれで終わりだ。

すっかり慣れてしまって、その大事さを忘れてしまっていたが、
透析しながら生きているということは、よく考えてみたら、毎回
が命がけなのだった。

 左手のチューブ2本を握りしめ誰もが命がけだと気づく(市屋千鶴)


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市屋千鶴 [MAIL]