朝から雪が降っている。 2月11日に雪が降ると、ちょっと切ない。 もう37年も経つが、やっぱり雪の思い出は消せるものではない。 猛吹雪の中を、幌のジープで姉の下宿先まで母と行ったこと。 その道中で、母から父の失踪について説明されたこと。 前を覆い隠す雪を、手で払うのがとても冷たかったこと。 姉の下宿先で、みんなでこたつに入って話をしたこと。 などなど。
今は、わたしが血圧を測る音で目を覚ましたもぐちゃんと、雪が 降っているのを見ながら、つもるかなあと話をしている。 おなかが空きすぎて、胃のあたりが痛いと訴えたもぐちゃんだが、 ミルクティーを飲んでパンを食べたら治ったらしい。 その後は元気にポケモン中で、エンディング後の世界を堪能して いる。 新しいパソコンでペアレントコントロールをかけているが、使用 時間は平日週末を問わず1時間、夜8時半から朝7時までは使用 不可に設定している。 当然、使えるアプリケーションなどの制限もしている。 本当に今はいろいろ便利になっているなと感心するばかり。
雪の降る中、アパートの隣室ではなにやら改修中なのである。 今週は日替わりで業者さんがやってきて、ガタガタゴトゴトと音 を立てている。 畳や壁やふすまや水回りや、次の入居者が決まったのだろう。
今日がわたしにとっては忘れられない日だが、姉とその話をした ことがないような気がする。 37年前の冬の話は、身内にもきちんと話をしていないのだがと あらためて思う。 一度くらいは、姉とこの話をしてみるのもいいかもしれないと、 今年はそう思っている。
雪だけは何も変わらず降っており年を重ねて記憶は変わる(市屋千鶴)
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