鶴は千年、生活下手

2011年02月02日(水) 鬼カレンダー

もぐちゃんの通っている支援級では、図工の時間に毎月のカレン
ダーを作っている。
昨日は、二月のカレンダーを持って帰ってきた。
いわゆるカレンダーの部分と、紙を切り貼りして各月にちなんだ
絵を作る。
たとえば、一月は雪だるまだった。
12月はクリスマスツリーだったり、6月は雨とかえるだったり
と、先生方も絵柄を考えるのも大変だなあと、美術的才能が皆無
のわたしは感心するのだ。
二月は、赤鬼と青鬼が豆を投げられて逃げている絵だった。
逃げているにもかかわらず、鬼たちはにこにこしている。
なんだかほのぼのとした鬼の絵だった。

つのつのいっぽん青鬼さん、つのつのにーほん赤鬼さん
だったろうか。
角の数で鬼の格が決まるという話を聞いたことがあって、という
ことは赤鬼の方が偉いのかと思ったりする。
鬼っていったいなに? という話は小難しくなるのでやめておく
が、節分に追い出される鬼は、きっと赤鬼でも青鬼でもなく家の
中や心の中の鬼。
人間の心の闇であろう。

まだ起きてもいないことをあれこれ心配したり不安がったりする
心だったり、もう起きてしまったことは後戻りなどできないのに
過去にとらわれて悔やんでばかりいる心だったり。
後ろ向きな心を追い出して、前向きな心を呼び込むのだ。
過ぎたことにはくよくよせずに、気持ちを切り替えて一歩を踏み
出すのだ。

春を迎えるにあたって、気持ちを切り替えるために豆をまいて鬼
を追い出し、新しい気持ちで福を呼び込むのだ。

そう思うと、カレンダーの鬼たちさえも自分の心の分身のようで、
かわいらしく逃げる姿にも親しみが持てる。

 にこにこと逃げる鬼にも角はあり人ならぬもののうすく輝く(市屋千鶴)


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市屋千鶴 [MAIL]