鶴は千年、生活下手

2005年01月19日(水) 駄目さ加減

今週から、夫の携わるプロジェクトが変わった。
同じ通勤場所なのだが、海外向けの開発だったのが国内向けの開
発になったのである。
同じ会社からは、夫を含めて4、5人だったか。
で、今週、まだ2日しかそのグループに属していないのに、毎晩
愚痴を聞かされる。
夫は、他のメンバーよりも2週間遅くそのプロジェクトに投入さ
れた。
2週間前から資料を読んだり設定したりしていたはずの、自分よ
り年上のSEさん2人が、どうやらいまいちの存在らしい。
上司から、「このままだとやばそうだから君を投入することにし
た。」と言われたらしい。

「愚痴ばかり聞かされて、いやになっちゃうよね。」と夫が言う
ので、そういうぐちを聞くのも上司の仕事だからと答えた。
むろん、自分を夫の上司の立場だと思っているわけではなくて、
夫よりも11歳年上の元同業者なのだから、何人かのメンバーを
使って仕事をしていたこともあるのだし、その頃の経験からして
も、メンバーの愚痴を聞いて対応するのも管理職の仕事の一つだ
と思っていた。

一方では、知り合ったばかりの頃のまだ駄目駄目な感じの夫を思
い出して、夫もしっかりしてきたんだなぁと感心したりする。
会社内でSEになる際の試験があるのだが、その試験では全国で
2番目の成績だったのだそうだ。
昔から世話になっている上司が、あの○○君がねぇ、と驚くくら
いだから、その駄目駄目ぶりは周知の事実だったのだ。
夫にかけていたものは、普通の日常生活を送るという時計だった。
今ではわたしがその時計なのである。

ひとしきり愚痴をこぼしてから、こう言った。
「でも、おれもちーちゃんに出会って一緒になっていなかったら、
 おんなじようなもんだったかもしれないなぁ。」

それを聞いて、偉そうに胸を張り、「感謝しなさいよ。」と言う
わたしなのだった。

 駄目さにもレベルが有って君のこと嫌いになんかなるわけがない
                           (市屋千鶴)


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