鶴は千年、生活下手

2004年01月13日(火) 電話にて

山形の父親から今年に入って2回電話が有った。
父は、男の子を産んだことをなぜだか喜んでいた。
父方で男の子を最初に産んだのはわたしだけなのだそうだ。
父は、そっちには行けなくてすまないが、と何回も言った。
別にわたしは来てもらわなくてもいいので、というよりも、この
時期に来られてもわたしの方が困ってしまう。
母親と違って、父親が来てくれても、何かしてもらえるわけでは
ないし。
薄情な娘だと思われても、かまわない。

父は、わたしの体の心配をして、姉の体の心配をした。
父は、わたしにも母や姉と同じ病気が潜んでいることを知らなか
った。
その病気が女性に顕著に遺伝することもしらなかった。
それ以前に、母の病気そのものをよく知ってはいないのだ。
自分に似れば、病気などしないのにと言いたげな父親。
糖尿は父方の遺伝的体質だと思うのだが、父は食べ過ぎるからだ
ろうという。食べ過ぎてもならない人はならないよ。
なりやすい人はなりやすいのだけどなぁ。
母に似てしまったから苦労するのだなという父に、それは違うと
思いながら、黙って聞いていた。
病気が遺伝しようがしまいが、そんなことは気にしない。
自分は体だけは健康だ、ただ金がないだけだという父に、わたし
はまだまだ働けということだねと、無慈悲な言葉を発した。

なんだか悔しいのだ。なぜ父だけはやたらと健康なのか。
父方の祖母の葬式で、お手製の花瓶をくれた叔父(父の弟)が、
昨年の10月に亡くなったのだと聞かされた。
迷惑をかけた相手が次々と亡くなっていくなかで、父はどんな思
いで生きているのだろうか。

曰く付きで疎遠になってしまった父親と娘などというものは、こ
んなものなのだろう。

電話と言えば、今日、新生児訪問の連絡があった。
15日に助産師さんが来てくれると言う。
母乳のことを相談したかったので、おっぱいを見てもらう予定。

今日から仕事に行った夫。
昨夜は、仕事に行くのが嫌だと言い出す始末で、もぐちゃんの面
倒を見ながら仕事のことを考えないで暮らした3週間が、名残り
惜しそうだった。
さっと行って、ささっと仕事して、さっと帰って来るぞと言って
はいたが、行ったらなかなか帰って来れないのがSEというもの
だろう。

さあ、今日は何時に帰って来るだろうか。

 子のために帰って来るというけれどほんとは君の楽しみのため(市屋千鶴)


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市屋千鶴 [MAIL]