今日はわたしの43歳の誕生日。
昔は稲刈りが遅かった。 稲刈りが終ると、「刈り上げ餅」っていうのをついて祝う。 わたしは、その餅をついている朝に生まれたのだと言われた。 な〜るほどぉ、それで餅が大好きなんだな、わたし。 真面目な顔で話すわたしを笑いながら見ていた夫。 ほんとなんだってばぁーっ! ・・・(たぶん)
生まれたとき、泣き声がちょっと低くて元気が良くて、皆は きっと跡取りが生まれたと思っていたのだとか。 期待して産婆さんにどっちと聞くと、 「かあちゃんの腹んながさ、だえずなものばわへできたみでだな。」 (かあちゃんの腹の中に大事なものを忘れてきたみたいだな。) って言われたんだとか。 う〜〜〜ん、やっぱりそうかぁ。忘れてきたんだぁ。。。 おまけに、おっぱいは両方のおっぱいを飲んでもまだ足りない という子供だったんだって。 大きくなるべくして大きくなったんだね。 小さい頃の無かった小さい頃。(爆) 3歳の健康優良児の記念写真を取るときに着ていたセーターは 3年生くらいで着る大きさだったとも言われたし、たしかに、 小学校2年生の姉と小学校に入る前のわたしは、同じくらいの 大きさだったよ。 双子みたいに同じ洋服を着ていたもんね。
誕生日には何が食べたいって母に聞かれて、わたしはいつも、 いなり寿司と答えていた。 母の作るいなり寿司が大好きだった。 それから、母の作るのり巻きも好きだった。 真ん中に紅生姜が入っているの。 姉は紅生姜が嫌いで、かんぴょうのしか食べなかったけれど、 わたしは紅生姜のが大好きで、誕生日にはいなり寿司と両方を 作ってもらった。運動会とかもいつもそれだったなぁ。 母のいなり寿司は、口までいっぱいにすし飯が入っていた。 市販のいなり寿司の倍くらいのボリュームだった。 それを十個とか食べていたんだから、大きくもなるわなぁ。(^^;
銀行員時代、腹の立つことがあってぴりぴりしているときに、 どうして怒っているかと聞かれて、おなかが空いているからと 答えていた頃。 そういう時は、コンビニやお弁当やさんでいなり寿司を買って 食べた。そうして、母のことを思い出したりした。 すうっと気持ちが落ち着くのだった。 (やっぱり空腹が原因か?)
今は、自分にいなり寿司を作ったりはしないなぁ。 今日は特別に、小さなケーキを買ってきた。 夫が帰ってきたら一緒に食べる。 旅行から帰って、鼻水が出るし喉がいがいがするので、昨日は めちゃくちゃ早寝だったんだよね。 夜中に目が覚めたら、夫が帰ってきていていろいろとやってく れていた。メールが来たのも、夫が帰ってきたのもわからない ほど眠っていたらしい。 今日は、ちゃんと起きて待ってるよん、ケーキと一緒にね。
誕生日とは関係ないけど、紅葉の季節に作った歌を日光の紅葉 を見て作り直した。
葉を落とし春に備える木々の中残る緑の厳しさを知る(市屋千鶴)
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