鶴は千年、生活下手

2002年10月21日(月) 事務員さん

今日から新しい事務員さんが来る。
はずだった。(^^;

なんだか前の会社で引継ぎ事項が一つだけ残っているとかで、
今日は前の会社に呼び出されてしまったらしい。
明日から行きますのでって、電話が有った。
明日が楽しみ。(^_^)

わたしよりずっと若くて同じ名字。
だからきっと、若い方の○○さん、とか、小柄な方の○○さん
とか、呼ぶのかもしれない。
新しい方の○○さん、もありか。(笑)

わたしが今の会社に勤め出したのが、ちょうど2年前だった。
いやあ、丸2年でこんな風に偉そうになっちゃうのか。(^^;
入った翌年の3月には、取引先を7〜8社も任せてしまう会社
も大したもんだよね。
見積り、受注、発注、入荷確認、納品、請求、支払。
電話連絡、FAX。
そしてパソコンへのデータ入力全般。
(入力は全取引先を3人で手分けする。)

今では、担当の取引先は更に増え、13社ほどになる。
そのうち、大手受注先が4社。
その大手のお休みに合わせてわたしの休みは存在する。(T_T)
だから土日がお休みになるんだけどね。(^o^)

さあ、新しい事務員さんには何を教えてあげようかなぁ。
ああ、ほんとに明日が楽しみ。
けっして、いじめたりはしませんよぉ。
だって、わたしは女性には優しいんだもん。


いじめるって言えば、銀行員だった頃の話。
わたしはシステム開発部っていうところに所属していた。
だってコンピュータの専門学校出身なのだもの。
で、男性社員(敢えて行員とは言わない。株式会社だから)
は、ちょうどわたし達の頃から専門学校の卒業生は採らなく
なっていて、支店から転勤してくる人がほとんどになってい
った。
支店から転勤してくる男性の多くは、コンピュータのことは
まったくの素人だから、一から教える。
その教える役目を、彼らよりも年下のわたしなんかがするん
だよね。
なんだかね、勘違いする。
自分より高給取なのに、この部門ではこの程度なのかって。
そう思うわたしも馬鹿だったんだけど、彼らにもプライドが
あるから、なかなか質問してこない。
逆に出来たのかどうか聞いてみるとできてない。
「わからないことが有ったら聞きなさい。」
「聞いたことは覚えられたら覚える。
 2回聞いて覚えられないようなら、ちゃんとメモしなさい。」
「同じ質問は3回目まで。」

こんなことを平気で年上の男性達に言ってたんだから、わたし
もかなり生意気でお馬鹿だったと思う。
そのころ、○○さんは恐いって言われてたんだよね。
28歳までは、そうやって尖がって仕事していたんだよ。
仲の良い女性社員達でさえ、仕事中は恐いよねって。(T_T)
かわいい後輩も仕事中は緊張するらしかった。(T_T)

28歳になって、なんだか肩の力が抜けた気がした。
彼らが自分より高給取なのは、責任というものを肩に背負って
いく人達だからだ。
責任がない分だけ、わたし達は給料が低いのだと思った。
トラブルが起きても、現場の女性が叱られることはない。
叱られるのは、監督する立場のものたち。
彼らは、決して担当者だけのせいにはしなかった。
きちんとチェックできなかった自分達の責任だと言った。
そういう姿を直に見るようになって、肩の力がぬけたんだろう。

今の人達は、どうなんだろうね。

転職した会社では、まだそんなとこまで行っていなかった。
開発現場と営業のギャップは大きかった。
営業の大風呂敷をカバーするため、開発現場は毎日が修羅場の
ようだった。
いろいろともまれて今のわたしはあるのだし、高校の同窓会の
イベントコーナーの司会もできるまでにずうずうしくなってき
たのだから(笑)、まあ良い経験だったということだ。

あの会社に転職しなければ、夫とも出会わなかったしね。(^^)

 トラブルの対応をする君の目はきらきらしてると言われてた日々
                             (市屋千鶴)


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