鶴は千年、生活下手

2002年09月26日(木) 皮を食べる

近所のスーパーで「あけび」を見つけた。
果物としてだからか1つだけパック詰めされていた。
小さい頃よく食べた。
姉は、実の部分(白いバナナみたいだけど黒い種がいっぱい入ってる)を
食べていた。
わたしは、その実がいまひとつ好きになれなくて、大人と一緒に皮を煮た
やつを食べていた。ほろ苦くておいしいんだよね、皮。
果物のくせに、皮ばっかり食べられてるイメージがあるなぁ。
きっと、姉はそんなことないって言うだろうけど。

もう一つ見つけたもの、秋田産バートレット。西洋梨。
昔良く食べた西洋梨の形。ラ・フランスよりいい形だよね。
上京したての頃、洋梨をどうやって食べるかで友達ともめた。
もめたっていうのもなんだけど、もめた。(^^;
みんなは、皮を剥いて食べるっていう。「えっ!?」とわたし。
「なんで皮剥くの?」「剥かないの?」「剥かないよぉ。」
友達は全員ここで、絶句。
だって、わたしが田舎にいた頃は、洋梨はまるごともらってそのまま皮も
剥かずに食べるのが普通だったんだよ。
剥かなくていいくらい熟れた洋梨を食べてたんだよぉ〜っ!
一生懸命、説明したけど、ワイルドな食べ方って言われたさ。(T_T)

おいしかったなぁ、洋梨。あけびの皮。丸ごとのりんご。ぶどう。
囲炉裏で焼いて食べた焼き栗。焼酎で渋抜きした柿。干し柿。

 まいったな、食べ物ばかりが目に浮かぶ。すぐそこにある食欲の秋。
                           (市屋千鶴)


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